2025年11月の新車販売台数が発表された。軽新車販売ではホンダN-BOXが前月の4位、登録車+軽自動車の販売ランキングでは5位、軽自動車ランキングでは4位と一気に落ち込んだが、11月には見事、登録車+軽自動車および軽販売首位の座を奪還した。今後、軽販売の行方はどうなるのか?文:ベストカーWeb編集部/写真:ベストカーWeb編集部、ホンダ【画像ギャラリー】11月の軽販売 N-BOX首位奪還!! ムーヴは3位に! N-BOXの2025年暦年4連覇は確実!(3枚)2025年10月、N-BOXは軽販売で4位、登録車+軽自動車5位に2025年10月の軽販売では4位、登録車+軽自動車を合わせた販売台数では5位に陥落したが…… 2025年10月の軽自動車の新車販売台数(軽販連)を見ると、1万6015台でダイハツムーヴ(ムーヴキャンバス含む)が1位となり、ホンダN-BOXは1万2784台と4位に陥落した。2位は定位置ともいえるスズキスペーシアで1万4420台。3位は1万4244台でダイハツタントだった。2025年10月の軽販売台数ではN-BOXを抜き、首位となったムーヴ 対前月比を見ると、N-BOXは58.9%、スペーシアは87.9%と不振ぶりが目立つ一方で、ムーヴは118.6%、タントは124.3%と2割ほど伸長している。N-BOXは登録車+軽自動車の販売ランキングでは5位、軽自動車販売ランキングは5位に陥落した。 1位はトヨタヤリス(ヤリス+ヤリスクロス+GRヤリス)、2位はダイハツムーヴ(ムーヴ+ムーヴキャンバス)、3位はスズキスペーシア、4位はダイハツタントで、5位がN-BOXだった。 そして11月の軽自動車販売台数では。N-BOXが1万6198台(対前年比126.7%)で首位奪還。以下、2位スペーシア、1万2904台(対前月比89.5%)、3位ムーヴ、1万951台(対前月比68.4%)、4位タント、9520台(対前月比66.8%)、5位ルークス、7741台(対前月比143.0%)と続く。 ムーヴは需要が一巡し、1万951台で3位となり、対前月比68.4%にとどまった。■2025年11月 軽自動車新車販売ランキング1位:N-BOX 1万6198台(対前月比126.7%)2位:スペーシア 1万2904台(対前月比89.5%)3位:ムーヴ(ムーヴキャンバス含む) 1万951台(対前月比68.4%)4位:タント 9520台(対前月比66.8%)5位:ルークス 7741台(対前月比143.0%)6位:ハスラー 6660台(対前月比93.8%)7位:デリカミニ/eK 6378台(対前月比172.8%)8位:ワゴンR 5361台(対前月比87.3%)9位:ジムニー 4969台(対前月比133.7%)10位:ミラ 4521合(対前月比81.7%) 登録車と軽自動車を合わせた新車販売ランキングでは、N-BOXは10月の5位から首位の座を奪還した。前月総合首位だったヤリスはヤリスクロスの販売が伸び悩んだことで約20%減となり、2位に後退。スペーシアも約11%減で3位だった。■2025年11月 登録車+軽自動車新車販売ランキング1位:N-BOX 1万6198台(対前月比126.7%)2位:ヤリス(ヤリスクロス含む) 1万4556台(対前月比85.4%)3位:スペーシア 1万2904台(対前月比89.5%)4位:カローラシリーズ 1万997台(対前月比92.0%)5位:ムーヴ(ムーヴキャンバス含む) 1万951台(対前月比68.4%)6位:ライズ 1万4台(対前月比(101.2%)7位:シエンタ 9703台(対前月比121.0%)8位:タント 9520台(対前月比66.8%)9位:ルーミー 8664台(対前月比101.3%)10位:ルークス 7741台(対前月比143.0%)2025年の暦年累計販売台数ではN-BOXは安泰か?N-BOXの2025年10月の販売落ち込みは価格の上昇、N-BOXカスタムのメッキ加飾を極力少なくし大人しくなったことが販売に影響したと思われる さて、2025年も残すところ1カ月、12月の販売台数が出ると、2025年の暦年販売台数がわかるが、これまでの2025年1~11月の登録車と軽自動車を合わせた累計販売台数ランキングは、N-BOXがトップで18万5784台。2位のヤリスは15万4931台より3万台以上多いので、このままいけば暦年での登録車+軽自動車の首位はほぼ確実だ。 登録車では1~11月の販売台数ではヤリスが15万4931台で1位、カローラが13万451台で2位の順になっており、このままいけばヤリスが2年ぶりに登録車首位になる可能性が高い。 いっぽう、軽自動車の1~11月の累計販売台数ではN-BOXが18万5784台で1位、2位のスペーシアは15万4192台と3万台以上も差を広げていることから、2025年の軽販売首位の座を獲得するだろう。 N-BOX一強の時代は当分、続きそうだ。