C 63 S E PERFORMANCE Edition Peak発売 空力&ブレーキ強化モデル誕生
C 63 S E PERFORMANCE Edition Peak発売 空力&ブレーキ強化モデル誕生
メルセデス・ベンツ日本合同会社は、「Mercedes-AMG C 63 S E PERFORMANCE」の特別仕様車「Mercedes-AMG C 63 S E PERFORMANCE Edition Peak」を全国限定50台で発売した。
同モデルは、空力性能やブレーキ性能を強化し、マット塗装やAMG専用エアロパーツ、カーボンセラミックブレーキなどを標準装備しているのが特徴だ。上質さとレーシーなAMGの世界観を融合した同モデルは、全国の正規販売店およびオンラインショールームで注文を受け付けている。
「Mercedes-AMG C 63 S E PERFORMANCE Edition Peak」を限定発売
・空力性能やブレーキ性能を強化したC 63 S E の “Peak“ を体現する特別モデル
・限定装備を多数採用し、上質さとレーシーなAMGの世界観を表現
・全国限定50台
メルセデス・ベンツ日本合同会社(社長 兼CEO:ゲルティンガー 剛、本社: 千葉県千葉市)は、「Mercedes-AMG C 63 S E PERFORMANCE」(以下、C 63 S E)の特別仕様車「Mercedes-AMG C 63 S E PERFORMANCE Edition Peak」(以下、C 63 S E Edition Peak)を限定発売いたします。本日より全国のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークと、オンラインショールームを通じて注文の受け付けを開始します。お客様への納車は本日以降を予定しております*1。(全国限定50台)
*1: 予定のため変更の可能性があります
C クラスは 1982 年に「190 クラス」として登場以来、動力性能や快適性、安全性などあらゆる面において常にセグメントのベンチマークとされているモデルです。
2021 年から販売している現行C クラスは、サポートの精度を高めた安全運転支援システム、直感的な操作設定が可能な縦型の大型センターディスプレイ、直感的な行先案内が可能なMBUX AR ナビゲーション、利便性が高い生体認証によるシートポジション等の設定など、フラッグシップモデルである S クラス譲りの技術を多数採用しています。
C クラスのトップパフォーマンスモデル、C 63 S E は、F1®のテクノロジーから生まれたMercedes-AMGのパフォーマンスハイブリッド“E PERFORMANCE”と、同じくF1®由来の電動ターボチャージャーを備えた2.0L 直4 ターボエンジンM139を組み合わせた革新的なパワートレインを搭載しています。システム最高出力 500kW(680PS)2、システム最大トルク 1,020N・m2 を発揮し、0-100km/h 加速はわずか3.4 秒*2を誇る、次世代のドライビングマシンです。
*2: 欧州参考値
「Mercedes-AMG C 63 S E PERFORMANCE Edition Peak」の特長
エクステリアデザイン
エクステリアは、マットカラーの塗装にブラックアクセントを施したクールなスタイルを基調としながら、エアロパーツの追加によってパワフルな走りを感じさせる、本モデルだけの特別なデザインとなっています。
外装色には、通常 C 63 S E では設定のない「MANUFAKTUR グラファイトグレーマグノ(マット)」を採用しています。さらに「AMG ナイトパッケージ」、「AMG ナイトパッケージⅡ」によってフロントエプロンやラジエターグリル、サイドのドアミラーカバーや、ウィンドウモール、そしてリアではディフューザーや、エンブレム、リアエプロンまでもがブラック塗装となり、ボディ全体の印象を強く引き締めています。
同じく限定装備の「AMG エアロダイナミクスパッケージ」によって、リアスポイラーやフロントおよびリアのフリックが追加され、エアロダイナミクスの向上を図るとともに、AMGらしいエモーショナルな印象をさらに強化しています。
また、通常モデルでは有償オプションの「パノラミックスライディングルーフ」が標準装備となっています。
Mercedes-AMG C 63 S E PERFORMANCE Edition Peak
※画像は欧州仕様車
インテリアデザイン
インテリアでは、「本革(ナッパレザー)/ブラック(グレーステッチ)」と「メタルウィーブインテリアトリム」を採用しています。落ち着いた雰囲気のナッパレザーブラックと華やかなメタルの装飾が醸し出すコントラストが、上品さを残しつつもレーシーなAMGらしい世界観を演出しています。シートには、通常C 63 S Eで有償オプションとして設定されている「AMG パフォーマンスシート」を採用しました。
モータースポーツのエッセンスが感じられるヘッドレスト一体型のシートは、高いホールド力によって運転姿勢を正確に保ち、スポーツ走行をサポートします。
Mercedes-AMG C 63 S E PERFORMANCE Edition Peak
※画像は欧州仕様車
機能装備
本特別仕様車の 1つのハイライトでもあるブレーキシステムには、現行 Cクラス初採用となる、「AMG カーボンセラミックブレーキ」を装備しています。モータースポーツで培われた技術によって、フロントアクスルにおける優れた制動性能や、緻密なコントロール、そして大きな負荷のかかる状況においても発揮される耐久性に優れており、C 63 S E の強力な回生ブレーキと組み合わせることで、サーキット走行時などでもより正確な走行が可能となります。さらに、通常のブレーキディスクよりも軽量のため、アジリティを高めることに貢献しています。
快適性を向上させる機能装備も充実しており、乗員一人ひとりが個別に温度調整可能となるクライメートコントロール(前席左右・後席独立調整)や、従来のボイスコントロールに加え、前席乗員のジェスチャーによって車両機能を操作できる「MBUX インテリア・アシスタント」を C 63 S E に初採用しています。さらに、通常モデルでは有償オプションの「マルチコントロールシートバック(運転席・助手席)」を
採用し、乗員一人ひとりの体格にあわせたシート調整が可能となり、運転中に体が横にずれるのを防ぎ、スポーツ走行時の姿勢の安定はもちろん、長距離移動での疲労軽減にも寄与します。
なお、本特別仕様車は、メルセデス・ベンツ正規販売店に加え、オンラインショールームでも購入申込が可能です。
オンラインショールームについて
オンラインショールームでは、掲載されている車両からご希望の車両を選択し、「Web商談予約」をお申込みいただくことができます。「Web商談予約」ではWeb 商談予約金の 10 万円をクレジットカードにてお支払いいただくことで、ご希望の車両を一定期間確保し、優先的に商談を進めることができます。Web 商談予約金は車両のご購入またはキャンセルに関わらずご返金いたします。「Web 商談予約」後は、お申込みいただいた際に選択いただいた販売店にて商談のうえご購入いただけます。
メーカー希望小売価格(消費税込み)は以下の通りです。
*3: MPとはメルセデス・ベンツ日本にて使用しているモデル識別コードになります。
*4: 上記のメーカー希望小売価格は、付属品価格、税金(消費税を除く)、保険料、登録に伴う諸費用を含まない車両本体価格です。また、「自動車リサイクル法」に基づく、リサイクル料金が別途必要となります。
メーカー希望小売価格は参考価格です。価格は販売店が独自に定めておりますので、詳しくは各販売店にお問い合わせ下さい。
なお、C 63 S E Edition Peak には、新車購入から 3 年間、一般保証修理/定期メンテナンス(点検整備の作業工賃・交換部品)/24 時間ツーリングサポート/地図データ更新*5が無償で提供される走行距離無制限の保証プログラム「メルセデス・ケア」が適用されます。
さらに、メルセデス・ケア終了後、有償の保証延長プログラムとして、一般保証および 24 時間ツーリングサポートを 2 年間延長する「保証プラス」をご用意しています。
*5: 地図データの更新にはデジタルプロダクトのマップアップデートをアクティベーションする必要があります。
Mercedes-AMG C 63 S E PERFORMANCE の特長
パワートレイン
C 63 S E の駆動システムは、2.0L 4 気筒ターボエンジンに交流同期モーターとAMG 自社開発の高性能バッテリー、それに AMGのパフォーマンス志向連続トルク可変配分四輪駆動システムの4MATIC+を組み合わせたもので、2.0L 4気筒ターボエンジンと電気モーターの組み合わせによりシステム出力 500kW(680PS)6、最大 システムトルク1,020N・m6を発生します。また、0-100km/h加速はわずか3.4秒*6です。
*6: 欧州参考値
交流同期モーターはリア・アクスルに搭載されており、電動シフト式 2 速トランスミッションおよび電子制御式リミテッド・スリップ・デフとともにコンパクトなエレクトリックドライブユニット(EDU)にまとめられて、P3 ハイブリッド(変速機内あるいは変速機よりも下流に電気モーターを置く)と呼ばれるレイアウトです。軽量の高性能バッテリーはリア・アクスル上方に搭載されています。
■ AMGハイパフォーマンスバッテリー
AMG ハイパフォーマンスバッテリー(HPB)の開発は、メルセデス AMG ペトロナスF1®チームが使用している F1®ハイブリッドレーシングマシンのきわめて苛酷な条件下で実証済みの先進テクノロジーを元に進められました。AMG ハイパフォーマンスバッテリーは、高出力を頻繁に繰り返し発生できる能力と軽量構造とを兼ね備えることで、クルマの総合的なパフォーマンスを高めています。さらに、充電速度が速いことと出力密度が高いことも特長で、これによって、アップダウンのあるワインディングを高速走行する場面などでは、上りでただちに 100%のパワーを引き出すことができる一方、下りでは強力な回生ブレーキが実現できます。
** バッテリーセルを直接冷却**
この AMG 400V バッテリーが高性能を実現する土台となっているのが、革新的な直接冷却方式です。非導電性の液体をベースとする高度な冷却液を循環させて560 個のセルすべてを個別に直接冷却する方式を採用し常に最適な作動温度に保たれます。
■ エレクトリック・エグゾーストガス・ターボチャージャーを搭載したAMG 2.0Lターボエンジン
C 63 S E は、「One man, One engine」の主義に従い熟練のマイスターが手作業で丹念に組み上げる直列4気筒エンジン「M139」を搭載しています。このM139にはエレクトリック・エグゾーストガス・ターボチャージャーを採用しています。
エレクトリック・エグゾーストガス・ターボチャージャーの電気モーターは厚さ約4cmで排気側のタービンホイールと吸気側のコンプレッサーホイールの間のターボチャージャーの軸に直接一体化されています。このモーターが電子制御でターボチャージャーの軸を直接駆動し、コンプレッサーホイールを加速します。この加速は、コンプレッサーホイールが通常のターボチャージャーと同じく、排気の流れによって
駆動されるようになるまで行われます。
これにより、アイドリングスピードから全エンジン回転域にわたって、レスポンスの速さが大きく改善されます。アクセル操作に対するエンジンのレスポンスがいっそう自然なものとなるほか、ダイナミックな走りが楽しめるようになります。これに加え、ターボチャージャーの電動化は低回転域のトルクを高める効果をもたらし、アジリティや発進加速性能の向上につながります。アクセルから足を離したり、ブレーキを踏んだりした場合でも、エレクトリック・エグゾーストガス・ターボチャージャーは常にブースト圧を維持することができるため、速やかなレスポンスが途切れることなく得られます。
このターボチャージャーは車載の400V電気システムを電源とし、最大150,000rpmまで動作することで、きわめて高い空気流量を可能とします。ターボチャージャーと電気モーター、それに電子制御ユニットは、エンジンの冷却システムに接続されており、常に最適な温度管理を行います。
■ トランスミッション:AMGスピードシフトMCT
C 63 S Eのトランスミッションには、「AMGスピードシフトMCT」(9速オートマティックトランスミッション)を採用します。トルクコンバーターの代わりに湿式多板クラッチを搭載し、ダイレクト感のある素早いシフトチェンジと高い伝達効率を実現しています。
トルクコンバーターに見られる損失を低減し、軽量化も相まってレスポンス向上に貢献しています。シフトダウン時の自動ブリッピング機能やレーススタート機能によってダイナミックな走りも愉しめます。
■ 四輪駆動システム「AMG 4MATIC+」
現行の C 63 S E では、C クラスで初めて前後トルク配分の連続可変が可能な4MATIC+を採用しました。通常走行時はリア駆動を基本とし、走行状況やドライバーの操作に応じて前後トルク配分を 0:100~50:50 の間で連続可変します。前後固定式に比べ、さらに最適なトラクションを確保する事ができ、ドライ、ウエット、スノーなど路面状況に応じて走行安定性、安全性を高めます。
■ リア・アクスルステアリング
C 63 S E には、後輪操舵システム「リア・アクスルステアリング」を標準装備しました。約 100km/h 以下では、リアホイールをフロントホイールとは逆方向に傾けます。これにより日常の走行シーンや、駐車する際には回転半径が小さくなるため、クルマが扱いやすくなります。高速走行中など一定の速度*7を超えると、リアホイールをフロントホイールと同じ方向に操舵することで、走行安定性を大きく高めます。従来のメルセデスの美徳である小回り性能を犠牲にしないだけではなく、中高速域での安定性や、優れたハンドリングも並立させています。
*7:AMGダイナミックセレクトの運転モードにより異なります
■ AMG RIDE CONTROLサスペンション
C 63 S E のサスペンションは、フロントに4リンク式、リアにマルチリンク式を採用しています。アダプティブダンピングシステムを備えた AMG RIDE CONTROLサスペンションは、走行状況に合わせて四輪それぞれを電子制御する連続可変ダンピングシステムを採用することでスポーティなドライビングダイナミクスと高レベルの快適性を兼ね備えています。
また、フロントは専用開発のステアリングナックルとサスペンションジョイントを採用したことでドライビングダイナミクスを最大化しつつ、リア・アクスルには専用開発のホイールガイドや追加のエラストキネマティクスサポートを用いることによって横方向のダイナミクスを高めた極めてスポーティなハンドリング特性を生み出しています。
■ AMGリアルパフォーマンスサウンド
車内でよりエモーショナルなサウンド体験を味わえる AMG リアルパフォーマンスサウンドを標準装備しています。これは、状況に応じて周辺環境に対する静粛性も求められる現代のスポーツカーならではの先進的な装備です。
エグゾーストシステムに備わるセンサーによって実際の排気音を拾い、それに応じたサウンドを車内のスピーカーから再生することで、車外の音を抑えながら官能的なドライビングを楽しむことができます。静粛性・快適性重視の「Balanced」とエモーショナルな「Powerful」の 2 つのモードが備わり、AMG DYNAMIC SELECT のモードに応じて変化します。また、AMG ドライブコントロールスイッチやメディアディスプレイでモードを直接変更することもできます。
メルセデスAMGについて
AMGは、「モータースポーツこそが技術力の優秀性を何よりも端的に示す」という確固たる信念に基づき、1967 年に誕生しました。その名は、創立者のハンス・ヴェルナー・アウフレヒト(Aufrecht)、パートナーのエバハルト・メルヒャー(Melcher)、アウフレヒトの出生地グローザスパッハ(Grossaspach)の頭文字から取られています。当初はメルセデス・ベンツの市販車をベースに独自の改良を施したレーシングマシンを製造し、数々のレースにおいて輝かしい成績をおさめてきました。
1988 年からはメルセデス・ベンツと本格的なパートナーシップを組み、中核となるモータースポーツ活動を通して培ったレーシングカーテクノロジーとメルセデス・ベンツの最先端技術を結集し、メルセデスのトップパフォーマンスモデルの開発とエンジンの生産を行っています。現在、日本におけるメルセデス AMG のポートフォリオは40モデル以上で構成されています。また、パワートレインは4気筒、6気筒、8 気筒のガソリンエンジンはもちろんのこと、さらに F1®の技術を採用した高性能プラグインハイブリッド「E PERFORMANCE」、そして電気自動車と、お客様の幅広いニーズに応えるラインアップを揃えています。
※本プレスリリースに記載されている仕様およびメーカー希望小売価格は、発行日現在の内容です。
リリース提供元:メルセデス・ベンツ日本合同会社