新型フィットが公表された?
中国で、ホンダ新型「フィット」のスクープが公開され話題になっています。これはどうやら中華人民共和国 工業情報化部が発表したリストから発見されたようです。

え?新型フィット?(画像:中華人民共和国工業情報化部(通称:工信部))
え?新型フィット?(画像:中華人民共和国工業情報化部(通称:工信部))ちなみに中国でホンダは、東風ホンダと広汽ホンダという2つの合弁会社からクルマを販売しています。
【画像】超カッコイイ! ホンダ「新型フィット」を画像で見る(77枚)
日本のフィットと同じモデルは、東風ホンダからライフ、広汽ホンダからは「フィット」の名称で販売されています。中国 工業情報化部の情報では、“フィット”と呼ばれていますから、広汽ホンダのモデルを対象としているようです。
中国 工業情報化部が公表した画像で確認できる新しい顔つきの特徴は、非常に上下に薄いヘッドライトが採用されていることです。
現行フィットの特徴である、くりくりとした目玉のようなヘッドライトから大きく変更されています。では、どうして、こういう顔にしたのでしょうか。
単純に考えられるのは、2020年にデビューし5年目を迎えた現行「フィット」のリフレッシュが目的です。特徴であった大きなヘッドライトがなくなってしまうと、これがフィットであることがわからなくなります。まさにイメージ一新、リフレッシュとしては、非常に効果が大きい変更です。
さらに言えば、こうした薄いヘッドライトは、現在のトレンドでもあります。どういうことかといえば、このような薄いヘッドライトは、最新技術があって、はじめて実現するデザインです。
これまでは、もっと大きなスペースがないと、走行に必要な光量が確保できませんでした。ところが、最近のライト技術の進化によって、状況が一変しています。最新技術であれば、上下15mmあればヘッドライトに使えるライトが埋め込めるようになっているのです。
そうした技術の実用化により、薄いヘッドライトが、今、猛烈な勢いで増えています。その筆頭がトヨタです。現行型「プリウス」には、ハンマーヘッドと呼ぶ、シュモクザメをモチーフにしたデザインが採用されています。このデザインは、薄いヘッドライトの存在が大前提となります。
そういう意味で、今回の画像にある、くりくりの目のような大きなヘッドライトから、薄い線のようなライトへの変更は、そうしたトレンドの波を追いかけたものと言えるでしょう。
現在のところ、ホンダからの公式アナウンスはまだありません。中国仕様限定で、日本を始め他国ではこの仕様とならない可能性も大いにあります。
ちょうど2025年4月23日からは、上海モーターショーがありますから、そこで何らかの情報発信がされるかもしれません。とりあえずは、上海モーターショーで、動きがあるのかに注目しましょう。
Source: ホンダ新型「フィット」明らかに! 斬新顔に「大刷新」? 細スギ「ヘッドライト」が超カッコイイ! 大人気「コンパクトカー」に新モデル中国で登場へ