E31形こと「ED31 4」と12系客車のタッグが!大井川鐵道(大鉄)は、JR西日本から譲り受けた12系客車の営業運転を2025年11月16日(日)から開始します。これにより、同社が2025年3月から運行しているブルートレイン塗装のE31形電気機関車「ED31 4」と12系客車がそろい、青い車体にクリーム帯をまとった往年の名列車が大井川の地によみがえります。 今回営業運転を開始する客車は、「スハフ12-129」「オハ12-346」「オハ12-345」「オハ12-341」「スハフ12-155」の5両です。これらは1978(昭和53)年に新製され、国鉄宮原客車区(現在のJR西日本 網干総合車両所宮原支所)に配置されました。のちに臨時団体列車や「SL北びわこ号」の客車としても活躍し、長年にわたり鉄道ファンに親しまれてきた車両です。その後、今年7月18日に大井川鐵道へ譲渡され、整備を経て営業運転開始を迎えます。 大鉄の12系客車がデビュー! ©大井川鐵道 12系客車 車内の様子 ©大井川鐵道 営業運転初日となる11月16日(日)は、新金谷駅15時11分発の「EL急行かわね路53号」(家山行)および、家山駅16時16分発の「EL急行かわね路54号」(新金谷行)として運転。編成は家山側からED31 4+12系客車4両の5両編成となる予定です。 なお、11月17日以降は「南アルプス号」「かわね路号」「きかんしゃトーマス号」などの運用で、12系客車と旧型客車を日によって使い分けて運転するとのこと。牽引する機関車も日ごとに異なる見込みです。