世界中で高い評価を得ている日本の4大メーカーのバイクたちですが、世界にはまだまだアナタが見たことのないバイクがいっぱい! ということで毎週火曜日に“知る人ぞ知る”激レアモデルを紹介するこの企画。17回目はスズキ「Let's110」の登場です! 日本では原付一種スクーターブランドとして有名ですが、惜しまれつつ生産終了に。しかし、カンボジアではハヤブサを思わせるデザインのスポーティなスクーターとして人気を博しているのです! 早速気になる詳細を見てみましょう!まとめ:松本正雅スズキ「Let's110」の概要SUZUKI Let's110 販売国:カンボジア総排気量:112.7cc エンジン形式:空冷4ストSOHC2バルブ単気筒 シート高:740mm 車両重量:90kg現地ディーラー価格:1700~2200アメリカドル ※約25万4633円~32万9525円▶▶▶スズキ「Let's110」の写真はこちらハヤブサを思わせる流面形のスポーティスクーター!画像1: スズキ「Let's110」の概要スズキのレッツと言えば、手軽に乗れる原付一種スクーターとして長年日本で愛されてきたブランド。原付一種を取り巻く環境が厳しくなり、存続が難しくなったこともあって、50ccのレッツは生産を終了しましたが、そのネーミングは海の向こう、カンボジアで続いていました! それが今回ご紹介する「Let's110」です。丸みを帯びたこの特徴的なスタイリング…どことなく「アレ」に似てませんか?SUZUKI Hayabusaそう、2代目のハヤブサです! 左右をウインカーに挟まれた盾形レンズのヘッドライト、同じく盾形のテールランプ、テールカウルのブリスター…見れば見るほど、このバイクのデザインモチーフはハヤブサなのではないか、と思えて仕方がありません。それと、スクーターではありますが、グラフィックがミョーにスポーティです。ホイールにはスポーツバイクよろしくリムデカールがあしらわれていますし、グラフィックもまるでスポーツバイクのようです。個人的には、ホワイトのボディカラーがひときわハヤブサっぽく見える気がします。エンジンは空冷112.7ccのSOHCシングル。スズキお得意のSEP(スズキ・エコ・パフォーマンス)ユニットではありませんが、環境性能にも重きを置いて開発されたエンジンらしく「LEaP」テクノロジー採用、と謳われています。ちなみにこれは「ライト・エフィシエント・アンド・パワフル」の略で「軽くて高効率、そんでもってパワフル!」ということのようです。リアサスはシンプルな2本ショック、リアブレーキはドラムですが、タイヤは前後14インチを採用していて、走破性はかなり高そう。小径ホイールを採用する一般的なスクーターより、走りも楽しそうです。装備も意外と(と言っては失礼ですが…)充実しています。車体のそこかしこにゴールド仕上げの立体エンブレムを採用し、シート下には小さいながらもトランクスペースを用意。中にはUSB充電ソケットも備えています。メーターはシンプルド直球なデザインのアナログで、スピードと燃料計、オドメーターのみを装備。トリップメーターも付いてません。なのになぜかスマホ連携対応で、アプリを介して車両データを照会したり、リモート操作も可能(何をリモートするのかは不明ですが…)もできるんだとか! アナログなのか先進的なのかわからない、謎の多いモデルです。画像2: スズキ「Let's110」の概要ちなみに基本装備は変わりませんが、シャッターキー仕様とスマートキー仕様の2グレードが用意されていて、スマートキー仕様だとスマホ連携で施錠・開錠のリモート操作ができるようです。このアプリ表示を見るとカギのマークがあるので、おそらくは、ですが。スズキ「Let's110」のカラー・人気投票レッツ110のボディカラーは全部で4色をラインアップしています。レッド、ブルー、ホワイト、イエローが用意されていて、車体色がホワイトのモデルは、グラフィックとホイールのリムデカールが車体色ブルーのものと同じもののようです。ハヤブサを思わせるスタイリングのユニークなスクーター、レッツ110。販売国のカンボジアでは定価が公開されていないのか、ホームページには「販売価格はディーラーにお問い合わせください」という一文が。ちなみにその現地ディーラーによると、価格はアメリカドルで1700~2200ドルで流通している模様です。日本に入って来るかは不明ですが、実車を見て見たいですねー。スズキ「Let's110」の主なスペック・価格スズキ「Let's110」の写真【真心込めて連載中】世界でがんばる!! 日本メーカーの珍車大図鑑 - webオートバイ