CB1000Fコンセプト、Z900RS、KATANA、それぞれのエンジンやフレーム、足まわりといったメカニカルコンポーネントを比べてみよう。文:オートバイ編集部/写真:南 孝幸、赤松 孝現代に生まれ変わったCB・Z・刀のエンジン・車体をチェック▶ホンダ「CB1000Fコンセプト」編画像: ▶ホンダ「CB1000Fコンセプト」編CBR1000RR直系の強心臓!CB1000FコンセプトはCB1000ホーネットをベースとしており、エンジンはSC77型と呼ばれた2017年式のCBR1000RRがルーツ。ホーネットに対して、こちらは扱いやすさや爽快な走りを重視したセッティングが施される模様で、パワー特性は異なったものとなりそうだ。同様にフレームも後半が異なる可能性がありそうだ。写真はCB1000ホーネットのフレーム。CB1000Fコンセプトのフレームはこれがベースではあるが、後半部分は異なっている模様。開発陣がこだわったポイントのひとつがメガホンマフラー。上質な外観だけでなく、サウンドにもこだわっていると言う。フロントフォークは ショーワ製のBPF 。CB1000ホーネットと同様のΦ41mm倒立だが、セッティングに関しては独自のものとなりそうだ。スイングアームはアルミ製で、リアサスペンションはプロリンクと呼ばれるリンク式モノショック。タイヤはBS製のS22だ。▶カワサキ「Z900RS」編画像: ▶カワサキ「Z900RS」編パワフルで官能的な4気筒Z900をベースにリファインが施されたエンジンを持つZ900RS。111PSのパワフルな4気筒エンジンのルーツをたどるとZX-9Rに行きつくが、長年の改良と進化でもはや別物と言うべき内容となっている。シャシーはオーソドックスな鋼管トレリスフレームで、足まわりは現代のバイクとしてはオーソドックスな構成と言えるだろう。ストリートファイターのZ900のシャシーをベースにシートレールを変更。このあたりの手法はCB1000Fも同様となりそうだ。エンジン後部にサブチャンバーを設け、サイレンサー自体は非常にコンパクト。サウンドは意外に太く、迫力のあるものだ。Φ41mm倒立フォークにラジアルマウントキャリパーと、足まわりに関しては現代のロードスポ―ツらしい装備内容となっている。リアショックはZ900と同様にホリゾンタルマウント。ホイールはワイヤースポークを思わせるデザインのマルチスポークデザイン。▶スズキ「KATANA」編画像: ▶スズキ「KATANA」編GSX-R由来のパワーが冴えるKATANAのベースはストリートファイターのGSX-S1000。エンジンのルーツは2005年式のGSX-R1000(K5)用ユニットだ。スーパースポーツでありながらロングストローク設定で、低中域のトルクが非常に豊かで扱いやすいと評判になった「名機」の4気筒である。これを3車中唯一のアルミツインチューブフレームに搭載する。GSX-S1000をベースとするフレームはアルミツインチューブ。本格スポーツモデル顔負けのレーシーな車体構成だ。ブラック仕上げのサイレンサーは非常にコンパクト。その奥、エンジン後部にはボックス型のサブチャンバーが見える。Φ43mmの倒立フォークにΦ310mm径のダブルディスクと、足まわりはスーパースポーツにも負けない内容。タイヤはダンロップ製。ガッチリしたアルミスイングアームはGSX-R由来のもの。リアタイヤサイズは190/50ZR17でCB、Zよりもワンサイズ太い。文:オートバイ編集部/写真:南 孝幸、赤松 孝関連のおすすめ記事【車両解説】ホンダ「CB1000Fコンセプト」徹底チェック! - webオートバイ【2025年モデル情報】カワサキ「Z900RS」 - webオートバイ【2025年モデル情報】スズキ「KATANA」 - webオートバイ