遊びだけじゃなく通勤にも使える“軽さと実用性”の3台 日常的な通勤や、週末の気軽な外出の相棒としても負担なく使える上に、軽量で操作性にすぐれ、燃費面でも安心できるバイク…というと、かなり限られるのではと思う人も少なくないかもしれません。 しかし、国内メーカーからはこういった条件に該当するバイクが複数ラインナップされています。【写真】燃費も良いし走りもグッド! 万能な「日常使いバイク」3台ってなに?(32枚)●ホンダ「スーパーカブ110」 まずは誰もが知っている名車、ホンダ「スーパーカブ110」です。ホンダ「スーパーカブ110」 スーパーカブ110は、同社の「カブ」シリーズの系譜を受け継ぐ実用モデルです。 外観は丸を基調としたやわらかなフォルムで、丸目のLEDヘッドライトや親しみやすい灯火類が特徴とされています。 また、前輪ディスクブレーキに1チャンネルABSを備え、制動時の安心感を高めました。 メーターはバックライトLED。視認性に優れた液晶がギアポジションや時計、平均燃費などを表示してくれるといいます。 最高出力は8.0ps/7500rpm、最大トルクは8.8Nm/5500rpmで、WMTCモード値は67.9km/Lです。 なお、変速は停車時のみロータリー式となる4段リターンで、クラッチ操作を要しないスマートな操作感が日常での扱いやすさにつながるようです。 スーパーカブ110の価格は30万2500円に設定されています。●スズキ「ジクサー150」 ジクサー150は、欧州トレンドを取り入れた凝縮感のあるプロポーションが持ち味です。スズキ「ジクサー150」 力強い造形のタンクやスリムな前後二分割シート、コンパクトなLEDヘッドランプがスポーティな雰囲気を際立たせています。 さらに、視認性の高いフルデジタル液晶メーターにはギヤポジションや時計、RPMインジケーター、オイルチェンジインジケーターを搭載。 くわえて、足まわりはインナーチューブ径41mmのフロントフォークと、7段階プリロード調整式のリヤサスペンションを組み合わせ、前後ディスクにフロントABSが備わっています。 エンジンは空冷単気筒154ccで最高出力13ps/8000rpm、最大トルク13Nm/5750rpmを発揮するといいます。 また、装備重量139kgとかなりの軽量車体にくわえてシート高795mm、アップライトなハンドルにより、取り回ししやすいとされています。 なお、WMTCモード値は50.0km/L、燃料タンクは12Lと余裕があり、価格は38万5000円です。あと1台は軽量なフルカウルスポーツモデル●カワサキ「ニンジャ250」 ニンジャ250は、250ccスポーツクラスをリードしてきた血統を受け継ぐフルカウルのスポーツモデルです。カワサキ「ニンジャ250」 少し高めのハンドル位置とややアップライトなポジション設定により、シティランからツーリングまで幅広い用途に対応。 さらに、日常域の快適性と安心感を底上げするために、2灯式LEDヘッドライトやアシスト&スリッパークラッチ、ABS、ギヤポジションインジケーターが標準装備されています。 そして、水冷並列2気筒248ccのエンジンは、最高出力35ps/12500rpm、最大トルク22.0Nm/10500rpmを発揮するといいます。 なお、全長1990mm×全幅710mm×全高1125mm、シート高795mm、車両重量166kgの取り回しやすいサイズ感で、WMTCモード値は25.1km/Lとなっているようです。 ニンジャ250の価格は70万4000円に設定されています。※ ※ ※ このように、以上の3車種はいずれも「かなりの軽量車体」という共通点を持ち、排気量の違いによって通勤ルートや走行環境に応じた選択が可能とされています。 軽さ、燃費、装備の実用性という軸で見ると、毎日の距離や道路事情、求めるテイストに応じた最適解が見えてきます。 気負わず使えるスーパーカブ110、日常域の余裕と情報量を備えるジクサー150、平日と週末を一台でつなぐニンジャ250など、さまざまなラインナップを踏まえて、自分の通勤と遊びに噛み合う「相棒」を選び取りたいところです。