13/05/2025 · 4 ヶ月前

新型アウディA6シリーズのPHEVモデルをドイツ本国で発表。最大100kmのEV走行が可能

アウディは2025年5月6日(本国時間)、「A6」シリーズのラインアップに、新たに2種類のプラグインハイブリッド(PHEV)モデルをドイツ本国で追加すると発表した。

スタイリッシュなセダンとワゴン(アバント)がPHEVで登場

アウディの新型A6シリーズは、ドイツ本国ではワゴンタイプの「A6アバント」が2025年3月に、セダンタイプの「A6セダン」が2025年4月に発表されている。

どちらもパワートレーンは、ガソリンエンジン(3.0 TFSI V6)、ディーゼルエンジン(2.0 TDI)ともにMHEV plusマイルドハイブリッドテクノロジーを組み合わせており、パフォーマンスを向上させながらCO₂排出量を低減している。

セダンタイプの「A6 セダン e-ハイブリッド クワトロ」は4ドアクーペのようなフォルムを実現。

そして今回、本国の新型A6シリーズに2種類のプラグインハイブリッド(PHEV)モデルを追加することが、発表された。

追加されるのはワゴンタイプの「A6 アバント e-ハイブリッド クワトロ」と、セダンタイプの「A6 セダン e-ハイブリッド クワトロ」で、いずれも2種類の出力仕様(システム出力220kWおよび270kW)から選択が可能となる。

セダンモデルのエクステリアデザインは、流れるようなウィンドウラインがエレガントさを強調。一方のアバントは、立体的なリアエンドやルーフエッジスポイラーがダイナミックさを演出する。

どちらのモデルも、ワイドなリアライトと高位置に配置されたアウディのエンブレムにより、存在感のあるリアビューを実現している。

長く流麗なルーフラインが特徴となるワゴンタイプの「A6 アバント e-ハイブリッド クワトロ」。

新型バッテリーを搭載しEV走行距離は100km超に

ロングホイールベース、ロングボンネット、ワイドトレッドを特徴としており、力強く格調高い外観を実現。

パワートレーンは、2.0L TFSIガソリンエンジン(185kW)と最大出力105kWの電動モーターを組み合わせ、システム最高出力/システム最大トルクは220kW/450Nmと270kW/500Nmの2種類を展開する。

上位モデルでは0→100km/h加速性能は5.3秒で、そのパフォーマンスの高さがうかがえる。ちなみに最高速度は全グレードで250km/hに設定されている。

ドライブモードは「EV」と「ハイブリッド」の2つのモードが用意されている。

新型PHEVには、従来型よりも約45%大容量となる高電圧バッテリーを搭載。総電力量は25.9kWh(正味20.7kWh)となり、これにより両モデルとも100km以上のEV走行が可能だ。また、最大11kWのAC充電にも対応しており、バッテリーが空の状態でも約2.5時間でフル充電ができる。

さらに、クワトロ・ウルトラドライブと全輪操舵を組み合わせたダイナミックな走行性能に加え、ドアや窓の密閉性も向上し、車内の静粛性は先代比で最大30%改善されている。

そのほかにもステアリングのパドル操作で3段階に調整可能な回生ブレーキ機能や、ナビゲーションのルート情報を活用したエネルギー回収システムも備え、効率的な電動走行をサポートしてくれる。

アウディA6 e-ハイブリッドクワトロのドライブトレーンのシステム図。トランスミッションは7速Sトロニック(電動デュアルクラッチトランスミッション)となる。

価格はドイツ市場において、220kW仕様ではセダンが6万5800ユーロ(約1060万円)、アバントが6万8300ユーロ(約1100万円)から。270kW仕様ではセダンが7万5050ユーロ(約1210万円)、アバントが7万7550ユーロ(約1250万円)で、S lineパッケージ、スポーツサスペンション、大径ホイール、レッドキャリパーといったスポーティな装備が標準で付属します。

新型「A6 e-ハイブリッド クワトロ」は、2025年5月8日よりドイツで注文受付を開始し、発売は今夏を予定している。

ちなみに日本での発売については現時点で公表されていないが、日本にも順次導入されるものと思われる。

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