カワサキが誇るスーパーネイキッドシリーズに、新たに加わったフラッグシップが「Z1100」と「Z1100 SE」。いずれもZシリーズの伝統と最新テクノロジーを融合させた渾身の一作だ。今回発売時期と価格も発表されており、日本の道を走り出すまであと少し。ネイキッドバイクの新時代を切り開く2モデルの詳細をじっくり解説しよう。写真:カワサキモータースジャパン、赤松 孝/まとめ:松本正雅▶▶▶カワサキ「Z1100」「Z1100 SE」の写真はこちらカワサキ「Z1100」「Z1100 SE」の概要KAWASAKI Z1100 2026年モデル発売日:2026年2月予定 税込価格:158万4000円KAWASAKI Z1100 SE 2026年モデル発売日:2026年2月予定 税込価格:176万円Z1100は、獲物を狙う捕食者のような緊張感と美しさを兼ね備えた“Sugomiスタイリング”をさらに深化させたスタイリングが特徴。鋭く切り込むようなラインと力強い曲面が織りなすボディワークは、見る者に強烈な印象を与える。フロントフェイスは鋭いLEDヘッドライトによって眼光のような存在感を放ち、テールカウルもシャープな形状。サイドのシュラウドやアンダーカウルが、流麗かつアグレッシブなフォルムを演出。これにより、Zシリーズ特有の野性味と機能美が見事に融合している。エンジンはニンジャ1100SXやヴェルシス1100の流れを汲む水冷4ストローク並列4気筒。電子制御スロットル(ETV)と最適化されたECUセッティングによって、低〜中回転域での鋭いスロットルレスポンスを実現している。今回からエキゾーストは右1本出し式となり、排気量の拡大による重量増を抑え、スポーツライディングでの軽快なレスポンスと伸びやかな吹け上がりを両立。まさにZ伝統の「操る楽しさ」を磨き上げたエンジンフィールとしている。画像1: カワサキ「Z1100」「Z1100 SE」の概要フレームは高剛性アルミツインチューブ構造を採用し、マス集中化を徹底。これにより、シャープな旋回性能と安定したハンドリングを両立している。サスペンションにはショーワ製SFF-BPフロントフォークとホリゾンタルバックリンクリアサスペンションを搭載し、快適性とスポーツ性能を高次元でバランス。上位仕様「Z1100 SE」は、制動と足まわりに特別な装備を施したプレミアム仕様。フロントにはブレンボ製M4.32ラジアルマウントモノブロックキャリパーを採用し、繊細かつ高い制動力を実現。リアにはオーリンズ製S46ショックアブソーバーを搭載。この組み合わせがもたらす上質な乗り味は、まさに“SE”の称号にふさわしいものだ。ワイドで前方に設定されたハンドルポジションはライダーのコントロール性を高め、積極的にマシンを操る喜びを提供。カワサキが誇る最新の電子制御テクノロジーも惜しみなく投入され、KCMF(コーナリングマネジメントファンクション)、KTRC(トラクションコントロール)、KIBS(インテリジェントABS)などのシステムが、IMU(慣性計測装置)によって統合制御され、あらゆる走行状況でライダーを支えてくれる。シフトアップ/ダウン対応のクイックシフター(KQS)にはオートブリッピング機能を搭載。さらに、エレクトロニッククルーズコントロールとスマートフォン連携可能な5インチTFTメーターを備え、「RIDEOLOGY THE APP MOTORCYCLE」によるナビゲーションや音声コマンドにも対応するなど、利便性、快適性も向上している。画像2: カワサキ「Z1100」「Z1100 SE」の概要カワサキが誇る「SUGOMI」哲学の最新進化形である新型Z1100とZ1100 SE。発売は2026年2月予定、価格はスタンダードが158万4000円(税込)、SEが176万円(税込)となる。圧倒的な存在感と最先端テクノロジーを備えた“Zの頂点”を冠するにふさわしい性能とスタイルが、ライダーの心を惹きつける注目のモデルだ。カワサキ「Z1100」「Z1100 SE」のカラー・人気投票カワサキ「Z1100」「Z1100 SE」の主なスペック・燃費(海外仕様)カワサキ「Z1100」「Z1100 SE」の動画・写真カワサキ「Z1100」「Z1100 SE」の関連記事カワサキ「Z1100 SE」を最速撮。〈撮って出し/ジャパンモビリティショー2025〉 - webオートバイカワサキ「Z1100」「Z1100 SE」詳細解説 - webオートバイジャパンモビリティショー2025 - webオートバイ