22/09/2025 · 2 日前

【ホンダ】航続距離は軽EV最長の295km!N-0NE e:がデビュー

ホンダは2025年9月11日、新型軽乗用EV「N-ONE e:」を9月12日から発売すると発表した。

【ホンダ】航続距離は軽EV最長の295km!N-0NE e:がデビュー

N-ONE e:はすでに8月1日から先行予約を受付けていたが、価格を含め詳細がようやく判明した。ラインアップはスタンダードタイプの「e: G」、上級グレードの「e: L」という2グレード展開だ。

2種類のグレード

ベースグレードの「e: G」は、シンプルなデザインや機能を追求しでおり、Bluetooth対応オーディオを標準装備とする一方でディスプレイは装備されず、ディーラーオプションで8インチのディスプレイオーディオを設定している。急速充電ポートもメーカーオプションで用意する。

上級の「e: L」の装備は、9インチのホンダ・コネクト・ディスプレイ(ナビゲーション連動)や14インチアルミホイール、本革巻きステアリングホイール、急速充電ポートなどが標準装備されている。

N-ONE e:のパッケージング

パッケージングは、N-ONEの特長でもある室内の広さと使い勝手の良さを、EVであるN-ONE e:にも継承。フロア下に搭載するバッテリーを薄型化することで、大人4人が快適に乗車できる空間を実現。さらに、ダイブダウン機構によりリヤシートを倒すことで、荷室から続くフラットな床面を生み出し、チップアップ機構により座面をはね上げると背の高い荷物が積載可能になるなど、多彩なシートアレンジによって、N-ONEと同等の利便性を備えている。

ドライビングポジションはより自然な運転姿勢が取れるように、N-ONEに対して乗車位置はそのままにステアリングを37mmドライバーに近づけることで、ステアリング操作とアクセル操作をより容易にしている。同時にボンネット形状を工夫することで、運転席からの視界を良くし、前の車との間隔がつかみやすく、街中での取り回しのしやすさも追求している。

N-ONE e:の全高はN-ONEと同等で、軽ハイトワゴンとしては低めのため、多くの立体駐車場に駐車が可能であり、走行時の空気抵抗が少なく電費向上へも寄与している。さらに、商用EVの「N-VAN e:」と同様にフロントグリルに充電口を配置することで、充電しながらでもスムーズな乗り降りが可能だ。

デザイン

エクステリアは、N-ONEのデザインをベースに、フロントフェンダーや、リヤ周りのガラスを含むテールゲート全体を、強い張りを持たせた曲面に仕上げることで、上質な立体感と軽快で安定したスタンスを表現している。

インテリアは、インストルメントパネル上部を薄さが感じられる形状とすることで、室内の広がりを感じられる空間とし、前方視界が広く確保でき、車幅感覚もつかみやすく、運転時に安心感をもたらす見通しの良い視界を提供する。

さらに、生活圏での移動が中心でナビの使用頻度が少ないオーナー向けに、インストルメントパネル上部が完全にフラットになるディスプレイレス仕様(ナビレス仕様)も設定している。この仕様では、よりよい視界とシンプルで開放感のある室内となり、ナビがなくてもスマートフォンとBluetooth接続することで、音楽を聴くことが可能だ。

そして、環境負荷ゼロ社会の実現に向けた取り組みとして、フロントグリルには廃棄されたホンダ車のバンパーをリサイクルした「バンパーリサイクル材」を採用。インストルメントパネル上部のベージュ色の加飾には植物由来のバイオ樹脂を用い、インシュレーターやホンダ純正アクセサリーのフロアカーペットには、使用済みペットボトルなどを再資源化した素材を活用している。

パワーユニット

小型化した電動パワートレーン、大容量かつ薄型化したバッテリーの採用、モーターや制御機器などの高電圧部品を効率よくまとめて配置することで、日常使いに十分な航続距離とゆとりある室内空間を両立させている。

前輪を駆動するモーターの出力は47kW(64ps)、最大トルク162Nmを発生する。ちなみにエンジン搭載のN-ONEの最大トルクは自然吸気で65Nm、ターボで104NmでEVのトルクの大きさがわかる。

床面に搭載するリチウムイオン・バッテリーの容量は29.6kWh。これにより、WLTCモードでの航続距離は295kmとなっている。充電時間は普通充電で約4.5時間 、50kW出力以上の急速充電で80%まで約30分となっている。

また、本格的なバッテリー冷却・加温システムを備えており、夏季や冬季でも、航続距離・充電時間は安定している。

そして、ディーラーオプションのAC外部給電器「Honda Power Supply Connector」を使用することで最大1500Wまで出力が可能。アウトドアなどの活用はもちろん、夜間の安価な時間帯に充電した電気を日中にV2H機器を介して家庭で使用することで、電気代の節約にも貢献でき、非常時には家庭の電源としても活用できる。

走行性能

日常生活の中で、気軽に運転して出かけたくなるクルマを目指し、発進や停止、交差点での右左折、駐車場での切り返しなど、街乗りで想定される運転シーンに合わせた走行性能を重視して開発している。

さらに、ホンダの軽乗用車として初めてシングルペダルコントロールを採用。アクセルペダルだけで加速、ブレーキ回生による減速から完全停車まで行なえる。

運転支援システムとコネクトサービス

先進運転支援機能「ホンダセンシング」を全タイプに標準装備している。ホンダの軽自動車として初めて「トラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)」を搭載。また、衝突事故での二次被害軽減を支援する技術である「衝突後ブレーキシステム」をN-VAN e:に続き採用した。

ホンダトータルケア

ホンダの会員制サポートサービス「Honda Total Care」のIDを取得すると、スマートフォンアプリから充電状況の確認や各種リモートでの操作が可能となる。標準機能として、充電状態リモート表示、お出かけ前タイマー設定、充電待機時間設定、最大電流量設定、最大充電量設定、外部給電下限SOC設定を無料で利用できる。

また、e: Lグレードでは、「Hondaリモート操作」や「緊急サポートセンター」、「自動地図更新」が利用できる「Honda Total Careプレミアム」を選択でき、さらにオプションとして「Honda ALSOK 駆けつけサービス」、「Hondaデジタルキー」、「車内Wi-Fi」の追加が可能だ。なお、「N-ONE e:」の政府のCEV補助金は57.4万円に決定している。

価格

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