カワサキは2025年10月24日、海外で新型「KLE500」「KLE500SE」を発表した。軽量スリムなミドルアドベンチャーツアラーで、日本でも発売して欲しい1台。早速、気になる詳細をじっくりと見ていこう。まとめ:松本正雅▶▶▶カワサキ「KLE500」「KLE500SE」の写真はこちらカワサキ「KLE500」「KLE500SE」の概要KAWASAKI KLE500SE 2026年モデル総排気量:451cc エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒 シート高:NA 車両重量:NA発売時期、価格未定カワサキのKLEは1991年に登場したデュアルパーパスツアラー。国内では400と250が販売され、生産終了後も海外で500が根強い人気を誇っていた。今回発表されたのはKLE500と上級グレードのKLE500SEの2モデルだ。スタイリングは近年のカワサキ車らしい精悍なもので、詳細なスペックは未公表だが、車体は非常にスリム。フロント21インチ、リア17インチを採用しており、アドベンチャーツアラーではあるがオフロード性能にも期待できそうだ。KAWASAKI KLE500こちらはスタンダードのKLE500。SEとの違いは主に装備面で、エンジンやフレームといったメカニカルコンポ―ネントは基本的にSEと共通のようだ。エンジンはニンジャ500やZ500、海外仕様のエリミネーターに搭載されている451ccの水冷パラレルツイン。アシスト&スリッパークラッチも標準装備される。フレームは新作のトレリスフレームで、フロントフォークはKYB製の倒立、リアにはリンク式モノショックを採用する。タイヤはIRC製のトレールウィナーで、サイズはフロントが90/90-21、リアが140/70-17だ。ヘッドライトはZ900などにも似た、小ぶりのLED3眼タイプで、精悍なマスクを演出。上級グレードのSEはハンドガード、ロングスクリーン、LEDウインカーを標準装備し、SEのロングスクリーンは高さ調整が可能となっている。メーターは上級グレードのSEが4.3インチカラーTFT。スタンダードはギアポジション表示付きのモノクロLCDメーターとなっているが、いずれも「RIDEOLOGY THE APP MOTORCYCLE」アプリを介してスマートフォン連携が可能となっている。アドベンチャーモデルらしく、ハンドルはワイドなテーパーバーを採用。タンク容量は16Lで、燃費のいいニンジャ500系のパラツインエンジンを搭載していることを考えれば、航続距離も不満のないものを確保していそうだ。SEはエンジン下部にアルミスキッドプレートを標準装備、リアのABSはSTD、SEともにスイッチひとつで解除が可能となっている。シートは2ピースタイプだが着座位置の自由度が高い形状で、オフロードライディングで威力を発揮しそう。純正アクセサリーでローシートが前後別に用意されている。また、21L容量のサイドケースや42L容量のトップケースもアクセサリー設定されている。画像: カワサキ「KLE500」「KLE500SE」の概要ボディカラーはSEが3色、スタンダードが1色の設定。アメリカでは価格が発表されており、スタンダードが6599ドル(約100万8198円)、SEが7499ドル(約114万5700円)となっている。欧州では2026年の発売となるようだ。詳細なスペックは未公表で、国内導入の予定もアナウンスされていないが、扱いやすいニンジャの2気筒エンジンを持った軽量アドベンチャーツアラーは日本でもヒットしそう。今後の展開に期待したい1台だ。カワサキ「KLE500」「KLE500SE」のカラー・人気投票カワサキ「KLE500」「KLE500SE」の動画・写真2026速報 - webオートバイ