2026年2月にe:HEVモデルが発売される新型CR-V。最新型は500万円台に迫るとも言われるが、その原点である初代は172万〜198万円という身近な価格でデビューしていた。いまや世界的SUVへと成長したCR-Vは、当時いったい何が画期的だったのか。使う人の生活をより楽しく、豊かに広げていける「生活創造車」を掲げた初代CR-Vを振り返る。【画像ギャラリー】ステッキ式パーキングブレーキにカップホルダー、新型CR-Vは初代CR-Vからどこまで進化した?! 新旧比べてみました!(17枚)文:小鮒康一/画像:ホンダ、ベストカーWeb誕生からついに30年! 2026年2月登場CR-V e:HEV!2025年のジャパンモビリティショーではCR-V e:HEV RS BLACK EDITION まもなくの登場が予告されている、ホンダのクロスオーバーSUVであるCR-V。すでにe:FCEVモデルは導入されているが、今回はハイブリッドモデルのe:HEVということで、待ちわびていた人も少なくないだろう。 そんなCR-Vは今モデルが6世代目となり、初代からは比べ物にならないほど立派になっている。立派になったのは車格や装備だけでなく価格もで、新型の価格は500万円台前半から後半になるとも言われているのだ。 ちなみに1995年10月に登場した初代モデルの価格は標準仕様で198万円、廉価版のB仕様で172万円ということで、現在のフィットのガソリンモデル並みの価格だったのである。ありそうでなかった「クリエイティブ・ムーバー」第2弾初代CR-V。セダン・ワゴン・クロスカントリー4WDのいいとこどりも言えるほどのコンセプトだった CR-Vがデビューした当時、トヨタからはRAV4(初代)、スズキからはエスクード(初代)がリリースされており、RV車でありながらオンロード、つまりシティユースに軸足を置いたモデルに注目が集まっていた。 当時は”ライトクロカン“などとも呼ばれ、RAV4は乗用車をベースとしたモノコックボディ、エスクードは堅牢なラダーフレームを備えながらも、オンロードでの乗り心地を重視したセッティングで、両車異なるアプローチとなっていたのだが、CR-VはRAV4と同じくモノコックボディを用いるモデルとなっている。 ベースとなっているのは6代目シビックやオルティアに用いられたものとなっていたが、RAV4やエスクードが5ナンバーサイズを基本としていたのに対し、最初から3ナンバーサイズの5ドア仕様となっており、車内も前後左右にウォークスルーが可能となるように、コラムAT(のちにフロアMTも追加)やステッキ式のパーキングブレーキを採用していた。初代CR-Vのインパネまわり。ステアリングのそばにコラムシフトの存在を確認できる ただある程度の走破性は確保するために、全車リアルタイム4WD仕様とすることで、開発の主要テーマとなっていた、「セダンの快適性」、「ワゴンのユーティリティ空間」、「クロスカントリーの機能性」、「機能と安心の新デザイン」を兼ね備えるモデルとなっていたのである。 もともとは国内専売車として開発されていたCR-Vであったが、海外からの反響も大きく左ハンドル仕様が遅れて登場し、今では世界160カ国以上で販売され、特に北米で高い人気を誇ってすでに累計販売台数40万台を突破する大人気車種となったのだった。