穏やかさと実用装備が光る“現実解”の3モデル 維持費をできるだけ抑えながら、それでもツーリングはしっかり楽しみたい。そんなニーズに応えてくれるのが、250ccクラスのフルカウルスポーツツアラーです。見た目はスーパースポーツのようなスタイリングを持ちながら、日常での扱いやすさや燃費性能にも優れる点が魅力となっています。 今回は中古市場でも比較的手頃に入手できる3モデルを取り上げ、それぞれの魅力を掘り下げて紹介します。通勤から週末のロングツーリングまで、幅広く活躍する現実的な選択肢です。【画像】超カッコいい! 3選で紹介したバイクを写真で見る(22枚)●ヤマハ「YZF-R25」 まず紹介するのは、ヤマハの「YZF-R25」です。 YZF-R25は、RシリーズのDNAを継承したフルカウルモデルで、「毎日乗れるスーパーバイク」をコンセプトに掲げています。ヤマハ「YZF-R25」 249ccの並列2気筒エンジンは高回転までスムーズに回り、街乗りでもストレスを感じにくい特性を持っています。軽快なハンドリングと相まって、初心者からベテランまで幅広い層に適しています。 デザイン面では、Rシリーズの流れを汲むシャープなフルカウルを採用。空力を意識した造形やウイングレット風デザインにより、見た目の迫力も十分です。 さらに近年モデルではアシスト&スリッパークラッチを採用し、シフトダウン時のショック軽減や操作性の向上が図られています。加えてスマートフォン連携機能やUSB電源など、日常使いを意識した装備も充実しています。 シート高は780mmと比較的低めで足つき性も良好。燃費性能も優れており、維持費の面でも安心して乗り続けられる一台です。 なお、新車価格は69万800円で、中古でも比較的安価に入手することが可能となっています。●スズキ「GSX250R」 次に紹介するのは、スズキの「GSX250R」です。 GSX250Rは、街乗りで多用する低中速域の扱いやすさを重視して開発されたロードスポーツです。スズキ「GSX250R」 248ccの並列2気筒エンジンはピークパワーこそ控えめですが、そのぶん扱いやすく、街中やツーリングでの安定した走行に適しています。実用域でのトルクがしっかりしているため、疲れにくいのも特徴です。 燃費性能はこのクラスでも優秀で、長距離移動でも給油回数を抑えられる点は大きなメリット。さらに15Lの燃料タンクを備えているため、航続距離にも余裕があります。 外観は「アーバンアスリート」をテーマにしたシャープなデザインで、LED灯火類や特徴的なテールランプが先進的な印象を与えます。 ライディングポジションも比較的ゆったりしており、長時間の走行でも疲れにくい設計です。サスペンションもツーリング向けにセッティングされており、快適性を重視する人には特におすすめできる一台です。 新車価格は63万5800円から64万7900円と安価で、中古車でも買いやすい価格になっています。3台目はカワサキの250ccクラスの代表格ともいえるモデル●カワサキ「ニンジャ 250」 そして、3つ目の車種はカワサキ「ニンジャ 250」です。 ニンジャ 250は、シャープなニンジャスタイルとライトウエイト志向を前面に出したフルカウルスポーツです。カワサキ「ニンジャ 250」 248ccの並列2気筒エンジンは高回転型で、回したときの伸びや加速感が魅力です。それでいて低速域でも扱いやすく、日常使いにも対応します。 車体は軽量で、取り回しやすさも優秀。アップライト気味のポジションと相まって、市街地からワインディング、さらにはロングツーリングまで幅広くこなします。 装備面ではアシスト&スリッパークラッチやABSを標準装備し、安全性と操作性の両方を確保。さらにエコノミーインジケーターやギヤポジション表示など、ライダーをサポートする機能も備えています。 デザインはニンジャシリーズらしい攻撃的なスタイルで、所有する満足感も高い一台です。 なお、新車価格は70万4000円で、中古も安く買うことが可能です。 3台を比較すると、それぞれに明確な個性があります。 YZF-R25は装備の充実度とバランスの良さで、幅広い用途に対応できる万能型といえます。GSX250Rは燃費性能と快適性に優れ、ツーリングを重視する人に向いています。そして、ニンジャ250はスポーツ性と軽快さが魅力で、走りを楽しみたい人に最適です。 いずれのモデルも250ccクラスならではの維持費の安さと扱いやすさを備えつつ、長距離移動にも対応できる実力を持っています。※ ※ ※ 250ccスポーツツアラーは、日常使いと趣味のツーリングを無理なく両立できる貴重な存在です。維持費を抑えながらも、見た目や走行性能に妥協したくない人にとって、非常に魅力的なカテゴリーといえるでしょう。 中古市場では比較的手頃な価格帯で流通しているため、初めての一台としても、乗り換えとしても現実的な選択肢。用途や好みに合わせて選べば、長く付き合える相棒になるはずです。