2025年は、1月に注目の新型車であるスズキ「ジムニーノマド」が発表され、3月に新型クラウンシリーズ最後の登場となったトヨタ「クラウンエステート」がいよいよ発売開始に。6月にはシリーズ初となる後席スライドドアを採用したダイハツ新型「ムーヴ」が登場しました。10月には、ジャパンモビリティショー2025が開催され、トヨタ新型「ランドクルーザーFJ」をはじめとする注目の新型車のほか、次世代のモビリティが多く登場、12月には新型RAV4が発売開始となるなど、「クルマの未来」を強く意識した1年でした。はたして、2026年はどのようなクルマが登場するのでしょうか。次の1年を彩る注目モデルの動向を、ひと足早くチェックしていきましょう。 ■1~3月に登場する注目モデル年明けから春先にかけては、電動化を象徴する新型モデルが相次いで登場します。まず注目したいのが、ボルボの新型BEV「EX60」です。XC60の後継に位置付けられるこのEX60は、バッテリーEV専用車として開発されており、洗練されたデザインと高い安全性、北欧メーカーらしいセンスあふれるインテリアなど、大いに期待されます。Yahoo! 配信用パラグラフ分割 2025年11月に受注開始した新型リーフ「B7」。1月よりデリバリーが開始される また、2025年10月に発表された日産新型「リーフ」の新グレード「B5」も登場します。新型リーフには「B7」という上級グレードがありますが、その廉価版にあたるのがこのB5で、価格面でリーフ導入を見送っていた層にとって力な選択肢となり、BEVの裾野を広げるモデルとなることが期待されます。また内外装や機能面の熟成が図られた日産「アリア」のマイナーチェンジ仕様も同時期に発売となる見込みで、同じく日産の「セレナ」もマイナーチェンジが行われ、2月より発売開始となります。Yahoo! 配信用パラグラフ分割 2026年春に発売予定のホンダ新型CR-V e:HEV。待望のハイブリッド車だ また、ホンダの新型「CR-V」にはe:HEVモデルが追加されます。これまでの日本向けCR-Vは水素燃料電池車の「e:FCEV」のみでしたが、ついに待望のハイブリッドモデルが導入されることになります。 ■春~初夏は「電動ワゴン」がキーワード、初夏には小型ハイブリッドSUVが登場!!春から初夏にかけては、実用性と電動化を両立したステーションワゴンタイプのBEVが相次いで登場します。トヨタの新型「bZ4Xツーリング」と、スバル「トレイルシーカー」です。bZ4X/ソルテラをベースとしたステーションワゴンタイプのBEVで、アウトドアやロングドライブにも対応できる荷室容量や使い勝手を重視するユーザーに向けたモデルとして注目されています。Yahoo! 配信用パラグラフ分割 2026年春に発売予定のスバルのステーションワゴン型BEV「トレイルシーカー」 初夏には日産の新型「キックス」の登場が予定されています。従来型と同じくe-POWERモデルが投入される見込みで、都市部での扱いやすさと燃費性能を武器に、主力の小型クロスオーバーSUVとして幅広いユーザーに訴求する存在となりそうです。Yahoo! 配信用パラグラフ分割 2024年夏から米国で販売されている2代目新型キックス(写真は北米仕様) さらに、ジャパンモビリティショー2025で世界初公開されたトヨタの新型「ランドクルーザーFJ」も登場します。ランクルシリーズの中でもっともコンパクトはモデルであり、本格的なオフロード性能と現代的な扱いやすさを両立。若年層やアウトドア志向のユーザーにも強くアピールモデルとなるでしょう。Yahoo! 配信用パラグラフ分割 武骨なデザインと現代的な要素を融合させた、新型「ランドクルーザーFJ」 ■2026年夏頃はビッグネームが勢ぞろい2026年の夏頃には、各メーカーの看板モデルが続々と登場します。なかでも注目度が高いのが、ジャパンモビリティショー2025で存在感を放っていた日産の新型「エルグランド」です。実に17年ぶりとなるフラッグシップモデルのフルモデルチェンジであり、2026年を象徴するモデルとなることは間違いありません。Yahoo! 配信用パラグラフ分割 2026年夏に登場予定の日産新型「エルグランド」 また、マツダの主力クロスオーバーSUVである新型「CX-5」も登場します。欧州市場では2025年末に販売が開始されており、その評判は上々。こちらも大いに期待できるモデルです。Yahoo! 配信用パラグラフ分割 マツダの新型CX-5。マツダ車としてグローバルでもっとも売れている同社の主力SUV 日産「フェアレディZ NISMO」の6速MT仕様も追加となります。待望のマニュアル仕様ということもあり、走りを重視するファンから大きな注目を集めることになりそうです。 ■購入を検討している人にとっては、嬉しい悩みを抱えながら楽しめる一年になりそうこのほか、海外で新型へと切り替わったトヨタ「ハイラックス」の日本導入も期待されています。また、中国そして韓国のメーカーの動向も見逃せません。ヒョンデからはミドルサイズSUVの新型「ネッソ」、BYDからは軽自動車サイズのBEV「RACCO」、さらにキアからはワンボックス型EVバンの新型「PV5」など、注目モデルが相次いで2026年内の日本市場導入を予定しています。国内メーカーの新型モデルに加え、こうした海外勢が続々と登場する2026年の日本市場は、これまで以上に競争が激化することになりそうですが、ユーザーにとっては、選択肢が大きく広がる年になるといえるのかもしれません。SUVか、ワゴンか、それともEVか。クルマの購入を検討している人にとっては、嬉しい悩みを抱えながら楽しめる一年になりそうです。Text:吉川賢一 Photo: トヨタ、ホンダ、日産、マツダ、スバル