トヨタ最新「ランクル300」の世界初の革新的技術とは? 2021年に現行モデルが世界初公開されたトヨタ「ランドクルーザー300」は、1951年に登場した4輪駆動車「トヨタジープBJ型」をルーツとするステーションワゴンタイプの車両です。 2025年3月24日に発表された一部改良モデルでは、盗難防止装置が強化されました。 そんなランドクルーザー300には、登場時に数多くの世界初およびトヨタ初の技術やシステムが採用されています。 一体どのようなものなのでしょうか。2025年3月に一部改良でさらに進化! トヨタ「ランドクルーザー300」に搭載されるスゴイ技術とは?2025年3月に一部改良でさらに進化! トヨタ「ランドクルーザー300」に搭載されるスゴイ技術とは?●【世界初】TNGAに基づく新プラットフォーム【画像】超カッコイイ! 最上級より“約300万円オトク”な「一番安いランクル」です! トヨタはランドクルーザー300の開発に際して、伝統的なラダーフレームを「TNGA(Toyota New Global Architecture)」の設計思想に基づいて進化させました。 このプラットフォームでは、超高張力鋼板をフレームの適材適所に採用し、優れた堅牢性と高い剛性を実現。 サイドレールとクロスメンバーの一部には、異なる板厚や材質の鋼板をレーザー溶接で接合することで、質量効率を向上させ、強度と剛性を維持しつつ大幅な軽量化を図りました。 さらに、シャシーフレームとボディをつなぐゴムのばね剛性を、こじり方向にのみ高める新構造を採用。 これにより、モノコック車のようなフレームとボディの一体感を実現し、優れた操縦安定性と低周波振動を抑えた快適な乗り心地を提供します。 また、ホイールベースを継承することで、革新と伝統を調和させたフレームに仕上げました。●【世界初】GFRPアンダーカバー GFRPアンダーカバーは、高強度かつ軽量なガラス繊維強化プラスチック(GFRP)を素材としたアンダーカバーで、世界で初めて採用されました。 オフロード走行時にボディ下部を保護し、優れた走破性を実現。床下をフラットに設計することで空気抵抗を低減し、操縦安定性や燃費性能の向上にも貢献します。●【世界初】E-KDSS(Electronic-Kinetic Dynamic Suspension System) E-KDSSは、市街地での走行安定性とオフロードの走破性を高次元で両立するサスペンション制御システムです。 電子制御により、路面状況に応じた最適なスタビライザー制御を実現。前後のスタビライザーを独立して自動制御し、路面や各輪の状況に応じてスタビライザー効果を細かく調整します。 スタビライザーロック時にはコーナリング時の車体ロールを抑制し、走行安定性を向上。 スタビライザーフリー時にはサスペンションの伸びを確保し、タイヤの接地性を高めることで、フラットな乗り心地と優れた走破性を実現します。トヨタで初めて採用された技術ももり沢山!●【トヨタ初】操舵アクチュエータ付パワーステアリング 操舵アクチュエータ付パワーステアリングは、過酷な環境に対応する油圧式パワーステアリングに電動式の操舵アクチュエータを組み合わせた機構です。 これにより、レーントレーシングアシストなどの操舵支援機能を追加。 低速時の取り回し性を向上させ、悪路走行時のキックバックを抑制し、すっきりとしたステアリングフィールを実現しました。「指紋認証スタートスイッチ」は全グレード標準装備となっている「指紋認証スタートスイッチ」は全グレード標準装備となっている●【トヨタ初】指紋認証スタートスイッチ 指紋認証スタートスイッチは、セキュリティ性の高いエンジン始動システムです。 スタートスイッチ中央に指紋センサーを搭載し、スマートキーを携帯した状態でブレーキを踏みながらセンサーに触れると、登録済みの指紋情報と照合。 認証が成功した場合にのみエンジンが始動し、第三者による不正な始動を防止します。これにより、高いセキュリティ性と安心感を提供します。●【トヨタ初】アンダーフロアビュー/アンダーフロアビュー(後輪) アンダーフロアビューは、過去のフロントカメラ映像に現在の車両周辺映像を重ね合わせ、車両下の状況や前輪の位置を確認できるシステムです。 さらに、車両を透過させた映像に後輪周辺をクローズアップする「アンダーフロアビュー(後輪)」を追加。 タイヤ周辺の状況や障害物との距離を正確に把握でき、スタックや行き止まりからの脱出をサポートします。※ ※ ※ このように、ランドクルーザー300には世界初およびトヨタ初の革新的な技術が数多く採用され、ランドクルーザーシリーズにおけるフラッグシップモデルとしての価値をさらに高めています。 70年以上にわたり「お客様やこのクルマに関わるすべての人々に安全と安心をお届けする」ことを目標としてきたランドクルーザーは、トヨタの歴史を象徴する車両であり、今後も進化を続けるでしょう。