洗練された直列4気筒のパワー、走る喜びを深めるスズキのスポーツモデルたち 現在の自動二輪車市場において、大排気量スポーツモデルというカテゴリーは単なる移動の手段という枠を超え、趣味性の高い主力モデルが数多く存在しています。 とくに各社が手掛ける1000ccクラスのモデルは、ゆとりあるパワーと最新の電子制御によって、力強い加速と扱いやすさを両立させているのが特徴です。【画像】どれも超カッコいい! スズキの「リッターバイク」3台を見る(38枚) 今回は、現行で購入可能であり、それぞれ個性の異なるスズキの3車種を取り上げます。●スズキ「KATANA」 まず紹介するのは、スズキ「KATANA」です。スズキ「KATANA」 KATANAは、1981年に発売された初代GSX1100S KATANAの系譜を受け継ぎ、かつての名車のデザインを現代の技術で蘇らせた新世代のストリートモデルとして位置づけられています。 外観デザインは、日本刀をモチーフにしたシャープで前衛的なフロントカウルが採用され、特徴的な角型のLEDヘッドライトが独自のシルエットを形成しています。 そして、搭載されるエンジンは、排気量998ccの水冷4ストローク直列4気筒で、最高出力150ps、最大トルク105Nmを発揮します。 実用域である低中速域のトルクを強化するとともに、高回転域までスムーズに吹け上がる特性に仕上げることで、市街地からワインディングまでより扱いやすく、力強い加速フィーリングが追求されているといいます。 また、車両重量は215kgでありながらシート高は825mmに設定されており、スポーティなライディングポジションと扱いやすさを確保している点も特徴のひとつです。スズキ「KATANA」 機能面では、最新の電子制御システムであるスズキインテリジェントライドシステムが採用されており、ライダーの好みに合わせた出力特性の細やかな調整が可能です。 くわえて、双方向のクイックシフトシステムや、発進時のエンジン回転の落ち込みを抑えるローRPMアシストも備えており、実用性と高い趣味性の両立が図られています。 なお、価格は168万3000円です。続いてはストリートファイターとグランドツアラー●スズキ「GSX-S1000」 次に紹介するのは、スズキ「GSX-S1000」です。スズキ「GSX-S1000」 GSX-S1000は、スーパースポーツモデルであるGSX-R1000の高性能なエンジンと車体コンポーネントを受け継ぎ、ストリート向けに最適化されたファイターモデルとしての系譜を持っています。 外観デザインは、鋭くエッジの効いた力強いボディラインと、特徴的な縦型2灯のLEDヘッドライトを採用しており、アグレッシブでシャープな造形となっています。 そして、エンジンは998ccの水冷4ストローク直列4気筒を搭載し、最高出力150ps、最大トルク105Nmというスペックにより、余裕のある走行を可能にしています。 さらに、シート高は810mmとなっており、車両重量は214kgと軽量に抑えられるなど、視点の高いスポーティなライディングポジションと、俊敏なハンドリングを両立させる工夫がほどこされています。 また、機能面では、後輪のスリップを抑制するトラクションコントロールシステムなどの先進的な運転支援システムを搭載している点が大きな特徴です。 これにより、ワインディング走行時におけるライダーの疲労を軽減し、ワンプッシュでエンジンが始動できるスズキイージースタートシステムにも対応できる仕様となっています。 なお、価格は152万9000円です。●スズキ「GSX-S1000GT」 最後に紹介するのは、スズキ「GSX-S1000GT」です。スズキ「GSX-S1000」 GSX-S1000GTは、GSX-S1000Fを全面改良し、スーパースポーツの性能を受け継ぎながらツーリングでの快適性を高めた新しいスポーツツアラーとしての系譜を持ちます。 現行モデルの外観デザインは、空力性能を追求したフロントカウルを備えたスタイリングが特徴で、灯火類にはフルLEDが採用されています。 そして搭載されるエンジンは、998ccの水冷4ストローク直列4気筒エンジンで、最高出力150ps、最大トルク105Nmを発揮する設定となっています。 車両重量は226kgと大柄ながらも、シート高は810mmと低く抑えられており、乗降時や信号待ちで安心感を提供する設計がなされています。 また、機能面では、設定速度を維持して長距離走行時の疲労を軽減するクルーズコントロールシステムが装備されています。 くわえて、スマートフォンと連携してナビゲーションや音楽の操作ができるフルカラーTFT液晶メーターにより、長距離移動を飽きさせない快適なライディング環境を重視した設計がなされています。 なお、価格は168万3000円です。※ ※ ※ 今回紹介した3車種は、それぞれ異なる方向性で開発されたモデルとなっています。 いずれも先進の電子制御や利便性の高い専用装備が充実しており、週末のツーリングから長期間の壮大な旅まで、幅広い走行シーンで活躍する性能を備えているといえます。 今後も環境性能への対応や新たな安全技術の搭載などにより、大排気量スポーツモデルの快適性と走行性能がどのような進化を遂げていくのか、その動向に注目が集まりそうです。