フェラーリ・ジャパンは、7月に本国イタリアで発表されたばかりの新型クーペ「アマルフィ」をジャパンプレミアした。Ferrari Amalfi|フェラーリ アマルフィフェラーリ・ジャパンは、7月に本国イタリアで発表されたばかりの新型クーペ「アマルフィ」をジャパンプレミアした。Text by YANAKA Tomomiハイパフォーマンスと美しさを両立大人気を博した「ローマ」の後継として今年7月に発表されたばかりの2+クーペ「アマルフィ」がさっそく日本への上陸を果たした。浜離宮恩賜庭園を臨むウォーターズ竹芝で開かれたイベントでは、南イタリア・アマルフィ海岸の鮮やかさを再現したインテリアで彩られ、リゾートのような雰囲気のなかで華やかに披露。来日したフェラーリのプロダクトマーケティング責任者のエマヌエレ・カランド氏はアマルフィについて、「フェラーリが追求する比類なきパフォーマンスと、ドライビングの純粋な喜び、この2つの魂を完璧なバランスで具現化したモデル」とコメント。来場者とともにジャパンプレミアを祝った。アマルフィはグランドツアラーのコンセプトを進化させたスポーツカーでありながら、エレガントかつクリーンな面と彫り込まれたフォルムが特徴。長いボンネットの下には、「カリフォルニアT」に端を発するF154ファミリーから派生した進化型の3.9リッターV8ターボエンジンを搭載。ターボチャージャーの新キャブレーションにより「ローマ」より20psアップの最高出力640psを発生し、8段デュアルクラッチトランスミッションを組み合わせ、FRで走行する。最高時速は320㎞を記録し、0-100㎞/h加速は3.3秒で駆け抜けるという。ドライビングダイナミクスも進化。制動効率を大幅に向上させたブレーキ・バイ・ワイヤの採用に加え、あらゆる路面や状況に対応できる「ABS Evo」コントローラーも導入。ステアリングがより正確でリニアな反応となるよう再キャリブレーションされた。アクティブ・エアロダイナミクスでは、一体化した新しい可動ウィングをリアに装着。ウィングはロードラッグ (LD)、 ミディアム・ダウンフォース (MD)・ハイダウンフォース (HD)の 3種類で、前後・横方向の加速度や車速に応じて動き、安定性を確保しながらダイナミクス性能に寄与する。インテリアは、デュアルコックピットがローマから継承されたものの、デザインは大きく変更。ステアリングホイールには物理ボタンを装備し、アイコニックなスタートボタンも復活させた。後席には2+シートも設けられ、収納力がある点も大きなポイントだ。またアマルフィには、フェラーリモデルの最新技術ソリューションが搭載されているといい、インフォテインメントシステムにはコネクテッド機能を完備し、Apple CarPiay®と Android Auto®を標準装備。10.25インチの横向きディスプレイやスマートフォンのワイヤレス充電機能も備えられた。このほか、安全面ではアダプティブ・クルーズコントロールや自動緊急ブレーキなどが備えられており、日常的な汎用性とハイパフォーマンスを両立させているのも「アマルフィ」の特徴といえるだろう。Ferrari Amalfi|フェラーリ アマルフィボディサイズ|全長4,660×全幅1,974×全高1,301㎜ホイールベース|2,670㎜トレッド前/後|1,652/1,679㎜乾燥重量|1,470kgエンジン|3,855㏄ V型8気筒ツインターボ最高出力|640ps/7,500rpm最大トルク|760Nm/3,000-5,750rpmトランスミッション|8段デュアルクラッチ最高速度|320km/h0-100㎞/h加速|3.3秒0-200㎞/h加速|9.0秒タイヤ|フロント245/35 R20 リア285/35 R20フェラーリhttps://auto.ferrari.com/https://www.ferrari.com/ja-JP