800V、778馬力、伝統のサウンド再現…マセラティが「フォルゴーレ」で魅せた究極の電動グランツーリズモ


マセラティのグラントゥーリズモ・グランカブリオ…フォルゴーレ・ラインアップが完成

800Vアーキテクチャとトリプルモーター構成により最高出力778馬力を実現

マセラティは、純電気自動車モデル「グラントゥーリズモ・フォルゴーレ」と「グランカブリオ・フォルゴーレ」を正式発表した。これによりマセラティは「グレカーレ・フォルゴーレ」に続き、多様なパワートレインオプションを備えたフルラインアップの完成を果たした。

引用:ステランティス

「グラントゥーリズモ・フォルゴーレ」はブランド初の純電気自動車で、伝統的なデザイン比率を維持しつつ現代的要素を加えている。長く伸びたボンネットと流麗なルーフライン、縦型のライトシグネチャーが特徴だ。フォルゴーレ専用グリルとブラック仕上げ、銅色のレタリングで差別化を図っている。空気抵抗係数は内燃機関モデル比で約7%改善され、バンパーとホイールアーチ間のエアインレットにより航続距離を最適化している。

オープントップモデルの「グランカブリオ・フォルゴーレ」はソフトトップを採用し、時速50km以下でも14秒で開閉可能だ。ネックウォーマー機能も標準装備し、オープンエア走行時の快適性を確保している。

引用:ステランティス

内装は高級素材と先端技術を融合させた構成となっている。12.3インチセンターディスプレイ、8.8インチコンフォートディスプレイ、デジタルメーター、ヘッドアップディスプレイなどが搭載され、持続可能性を考慮し、リサイクルナイロン素材「エコニール」をシートや天井などに採用している。ダッシュボードとドアトリムにはレーザー加工技術を導入し、個性を強調している。

パワートレインは800Vシステムベースの120Ahリチウムイオンバッテリーと3基の電気モーター(前輪1基、後輪2基)で構成されている。総出力は778馬力に達し、「グラントゥーリズモ・フォルゴーレ」は最高速325km/h、「グランカブリオ・フォルゴーレ」は290km/hを記録する。1回の充電での航続距離はそれぞれ341km、321kmだ。伝統的なマセラティV8エンジンサウンドをデジタル方式で再現しているのも特徴である。

引用:ステランティス

走行モードはマックスレンジ、GT、スポーツ、コルサの4種類を状況に応じて選択可能で、回生ブレーキの強度調整機能も備えている。運転支援システムとして、レベル2相当の「マセラティ・アクティブ・ドライビング・アシスト」を採用。Sonus Faberオーディオシステム、ワイヤレスApple CarPlay、Android Autoなど多彩な快適装備も搭載している。

価格は「グラントゥーリズモ・フォルゴーレ」が17万8,330ポンド(約3,409万円)から、「グランカブリオ・フォルゴーレ」が18万5,610ポンド(約3,549万円)からで、オプション構成により上昇する可能性がある。マセラティ代表は「グラントゥーリズモ・フォルゴーレ」と「グランカブリオ・フォルゴーレ」はブランドの伝統と未来を同時に体現するモデルであり、電動化戦略においても重要な意味を持つ」と述べた。

「spotvnews」で最も閲覧された記事

  • 半数が知らなかった「身近な危険」…ペットの寄生虫が人に感染する現実と予防の盲点
  • 航続866km!新プラットフォームMMA×800V搭載、ベンツ「CLA L」が切り拓くロングレンジEV新時代

Source: 800V、778馬力、伝統のサウンド再現…マセラティが「フォルゴーレ」で魅せた究極の電動グランツーリズモ

関連記事

Categories

Tags

© TopCarNews Network. All Rights Reserved. Designed by TopCarNews