余裕あるパワーと快適装備が魅力のオーバーリッタークラス 排気量1000ccを超える大型バイクは、エンジンのパワーに余裕があり、高速巡航時の安定性が高いことが大きな特徴です。 アクセルを大きく開けなくても加速するため、長距離を移動する際のライダーの疲労を軽減する効果があります。【画像】どれもカッコいい! じつは乗りやすいんです 大排気量の「国産大型バイク」3台を見る(36枚) また、近年のモデルは車体姿勢を制御する電子制御システムや、走行風を防ぐカウル、グリップヒーターなどの快適装備が充実しています。 ここでは、カワサキ、スズキ、ホンダから販売されている代表的な3車種を取り上げます。●カワサキ「ニンジャ 1100SX」 はじめに紹介するのは、カワサキ「ニンジャ 1100SX」および上位グレードの「ニンジャ 1100SX SE」です。カワサキ「ニンジャ1100SX」 本モデルは、スポーツライディングの楽しさとツーリングでの快適性を両立させたスポーツツアラーとして開発されました。 従来モデルの「ニンジャ 1000SX」から排気量を拡大し、2024年に発表された最新モデルとして注目を集めています。現在もカワサキ正規取扱店などで新車購入が可能です。 外観は、車体全体を覆うフルカウルスタイルを採用しており、スポーティかつアグレッシブな「ニンジャ」シリーズ共通のデザイン言語が用いられています。 風防であるウインドシールドは工具不要で4段階の角度調整が可能で、走行状況に応じて防風効果を変更できます。 搭載されるエンジンは、1098cc水冷直列4気筒4ストロークエンジンです。最高出力136ps/最大トルク113Nmを発揮し、従来モデルよりも低中速域のトルクが強化されました。 これにより、街乗りや追い越し加速時において、より扱いやすい特性となっています。 機能面では、クラッチ操作なしでシフトチェンジが可能な「カワサキクイックシフター(KQS)」や、設定した速度を維持する「エレクトロニッククルーズコントロール」を標準装備しています。カワサキ「ニンジャ1100SX SE」 くわえて、上位グレードの「SE」には、ブレンボ製のフロントブレーキシステムやオーリンズ製のリアサスペンションが採用され、足回りが強化されています。 価格は、スタンダードモデルが178万2000円、「SE」が199万1000円です。続いてはスズキとホンダの1台●スズキ「ハヤブサ」 次に紹介するのは、スズキ「ハヤブサ」です。スズキ「ハヤブサ」 1999年の初代登場以来、「アルティメットスポーツ(究極のスポーツバイク)」というコンセプトのもと、圧倒的な動力性能と空力特性で世界中にファンを持つモデルです。 現行モデルは3代目にあたり、国内の販売店で新車購入が可能です。 外観は、エンジンのパワーと俊敏さを表現した「The Refined Beast(凶暴さを制す知性)」をデザインテーマとしています。 空力特性を極限まで追求した流麗なフルカウルデザインは、空気抵抗を減らすだけでなく、ライダーとマシンの一体感を高める形状です。 エンジンは、1339cc水冷直列4気筒4ストロークエンジンを搭載しています。最高出力188ps/最大トルク149Nmという強大なパワーを発揮しつつ、低中速域でのコントロール性も重視したチューニングが施されています。 そして機能面では、「S.I.R.S.(スズキインテリジェントライドシステム)」と呼ばれる高度な電子制御システムを搭載しています。 これには、出力特性を変えるパワーモードセレクターや、タイヤの空転を抑えるトラクションコントロール、設定速度を超えないようにするアクティブスピードリミッターなどが含まれます。 また、日本国内仕様にはETC2.0車載器が標準装備されています。 価格は、スタンダードモデルが229万9000円です。さらに、鮮やかなブルーとホワイトのカラーリングや専用エンブレムを施した「ハヤブサ スペシャルエディション」は238万7000円で設定されています。●ホンダ「CB1300スーパーボルドール」 最後に紹介するのは、ホンダ「CB1300スーパーボルドール」です。ホンダ「CB1300スーパーボルドール」 1992年に登場した「CB1000 SUPER FOUR」から始まる「プロジェクトBIG-1」のコンセプトを受け継ぐ、ホンダの伝統的なビッグネイキッドの派生モデルです。2025年2月には、シリーズの集大成となる「Final Edition」が発表されました。 外観上の最大の特徴は、角型のヘッドライトとスモークスクリーンを備えたハーフカウルです。フルカウルほどの完全な防風性能ではありませんが、上半身への風圧を適度に軽減し、高速走行時の快適性を確保しています。 この安定した走行性能と信頼性の高さから、警察の白バイ車両としても採用されています。 エンジンは、1284cc水冷直列4気筒4ストロークエンジンを搭載しています。最高出力113ps/最大トルク112Nmを発揮し、低回転域から湧き上がるような太いトルクによる余裕ある走りが特徴です。 そして機能面では、走行モードの切り替え機能や、長距離走行をサポートするクルーズコントロール、スポーツグリップヒーターなどが装備されています。 また、上級グレードの「SP」には、オーリンズ製の前後サスペンションとブレンボ製のフロントブレーキキャリパーが装着され、よりスポーティな走りに対応します。 価格は、「CB1300 スーパーボルドール Final Edition」が183万7000円、ハイグレードな足回りを持つ「CB1300 スーパーボルドールSP Final Edition」は221万1000円となっています。※ ※ ※ 今回紹介した3つのモデルは、いずれもメーカーを代表するフラッグシップモデルであり、長距離ツーリングを快適にこなす性能を持っています。 フルカウルで最新装備満載の「ニンジャ」、圧倒的なパワーと空力性能の「ハヤブサ」、そして伝統的なスタイルと熟成された走りの「CB1300」と、それぞれ明確な個性をもっています。 自身の好みやツーリングの目的に合わせて最適な一台を選ぶことで、バイクライフはより充実したものになるはずです。