2025~2026年、新たにデビューしたニューモデルやフルモデルチェンジするモデルがある一方で、惜しまれながら生産を終了するクルマがある。2025~2026年にかけて、どんなクルマが生産終了するのか、紹介していこう。文:ベストカーWeb編集部/写真:ベストカーWeb編集部、トヨタ、日産【画像ギャラリー】GT-R、アウトバック、GRスープラ……2025~2026に生産終了する惜別車を写真でチェック!(6枚)R35GT-R:2025年8月26日生産終了R35GT-RプレミアムエディションTスペック。R35GT-Rの生産台数は約18年間で約4万8000台 ベストカー本誌の連載でもお馴じみの水野和敏氏が開発責任者を務めたマルチパーパススポーツカー、日産R35GT-R。 2007年12月のデビューから18年、毎年のように進化を繰り返しながら、日本の威信をかけた存在感は国内のみならず、海外の名だたる名門スポーツカーメーカーに響き渡らせてきた功績はあまりにも大きい。 2025年8月26日、日産はR35GT-Rの生産を終了した、生産台数は約18年間で約4万8000台、最後の1台はミッドナイトパープルのプレミアムエディションTスペックだった。レガシイアウトバック:2025年3月31日受注終了、2025年12月末生産終了レガシィアウトバック(2021年登場6代目)。7代目レガシィベースのアウトバックは2025年3月末で国内受注終了。最後のレガシィだ 2025年3月いっぱいで、スバル レガシィアウトバックの受注が終了し、2025年12月末をもって生産が終了した。レガシィから数えて7代36年の歴史に終止符をうったことになる。 2021年秋に投入した7代目レガシィはアウトバックだけの設定だ。1.8LのDOHC直噴ターボ(DIT)を積み、Xモードも進化させたが、日本ではこれが最後の作品となった。 ワゴンの使い勝手のよさにSUVの高い走破性を加えたアウトバックは、北米を中心に大成功している。だが、日本ではいま一歩の評価にとどまり、車名と同じように後世に受け継がれる「遺産」になった。 大きすぎるという日本のファンのためにレヴォーグがレガシィおよびアウトバックの実質的な後継車となったが、レガシィ、アウトバックという名は心の中に刻まれた、忘れられない名車である。レクサスIS:2025年9月販売終了2025年6月に500台限定で発売した「IS500」の特別仕様車 “Climax Editionが事実上の最終モデルとなった レクサスISは1999年の初代モデル誕生以降、コンパクトFRスポーツセダンとして「クルマを操る楽しさ」を追求。 レクサスの礎となる運動性能の高さと、スポーティなデザインで好評を博し、四半世紀に渡ってグローバル約40の国と地域で累計約130万台を販売してきた。 V8、5Lエンジンを搭載する「IS500」、V6、3.5Lエンジンの「IS350」、2.5Lエンジンのハイブリッド「IS300h (AWD)」、2L、直4ターボの「IS300」といった多様なモデルをラインナップ。残念ながら、これらのモデルは2025年9月をもって販売終了している。レクサスRC F:2025年11月生産終了200台限定、1360万円で販売されたレクサス RC Fファイナルエディション レクサスは、2025年1月、ラグジュアリー2ドアクーペの「RC350」「RC300h」「RC300」の生産を終了した。 V8、5LNAエンジンを搭載する「R CF」についても限定200台のファイナルエディションが登場したが、完売し、2025年11月を持って生産が終了した。 「RC F」はサーキット走行も可能なプレミアムFRスポーツとしてRCと同時に登場。最高出力477psのV8、5Lを搭載した。大排気量NA・V8の咆哮は代えがたいものだった。 2019年5月のマイナーチェンジで全方位的なブラッシュアップを行い、V8、5Lの最高出力も481psに向上した。 V8、5Lを搭載したRC F、IS500、LC500とともに、トヨタ製の5L、V8が消滅するのは寂しいかぎりだ。GRスープラ:2026年3月生産終了予定GRスープラ「A90 Final Edition」。グローバル300台限定販売。価格は1500万円 2019年、A80型の生産終了から17年ぶりに復活したスープラは、BMWと共同開発したモデルで、2026年3月をもって生産終了となる。 2025年春に登場した「A90ファイナルエディション」という特別仕様車が最後のモデルとなり、BMWのZ4も2026年をもって生産終了することが明らかにされている。 次期モデルはトヨタ独自のモデルになるとみられるが、次期モデルのデビューまでは、まだ時間を要するため、スープラの名称は再び消滅することになる。レクサスLC:2026年中生産終了予定V8、5L自然吸気エンジンを搭載するモデルとしては、生産終了を発表していない唯一のモデルとなったLC500 LC500は、その高いパフォーマンスと官能的なサウンドに定評があり、ファンの間でも根強い人気を誇る。しかし、2017年の登場からすでに8年が経過しており、モデルとしての“古さ”を指摘する声もあるのが実情だ。 アメリカではハイブリッドモデルが廃止され、V8のみになったが、間もなく日本を含むグローバルで受注停止・終了し、後継モデル(次期型LC+RC統合モデル)への移行が噂されている。 いまのところ、レクサスから正式な生産終了時期のアナウンスはないが、秒読み段階なのは間違いない。現在、駆け込み需要なのか、最長8カ月の納車待ちになっているため、遅くとも2026年中には生産終了すると思われる。 次期LCのパワートレーンは3.5Lのハイブリッドとなりそうで、追加でBEVも設定されるという情報が有力。しかし、北米で販売されているタンドラの3.4L、V6ツインターボや、タコマに搭載された2.4LターボHEVが採用される可能性もある。 統合車だが、LCに近いクラスのラグジュアリークーペとなりそうだ。