スズキの『GSX-8R』ってどんなバイク? 気になる燃費や足つき性を実際に触れてみてレポートします。 その他にもスペックや装備など基本情報を詳しくお届け!スズキの800ccフルカウルスポーツ『GSX-8R』を解説します!SUZUKI GSX-8R(2025)画像1: スズキの800ccフルカウルスポーツ『GSX-8R』を解説します!2024年1月に発売された「GSX-8R」は、完全新設計となる800ccの水冷4ストロークDOHC4バルブ2気筒エンジンを搭載したロードスポーツモデルです。ネイキッドバージョンの兄弟モデルGSX-8Sとエンジンやフレームなどを共通のものとしながらも、スポーツライディングに適したカウリングやセパレートハンドルを装備し、街中からワインディング、サーキットまで多様なライディングを楽しめるスポーツバイクに仕上がっています。画像2: スズキの800ccフルカウルスポーツ『GSX-8R』を解説します!ひと目でスズキとわかる個性的なモノフォーカスタイプのLEDヘッドライトの両サイドには、GSX-Rシリーズを想起させるエアダクトを装備。エンジンやフレームはGSX-8Sをベースとしていますが、ライディングポジションや足まわりの刷新など、その走りはまったく別モノになっています。GSX-8Rは“THE NEW STANDARD SPORT”のコンセプトや、フルカウルモデルと言うこともあり、峠道やサーキットをスポーティに走るためのマシンに思われがちですが、実際は街乗りやロングツーリングも快適にこなせる“新時代の万能スポーツバイク”と言えるでしょう。スズキ『GSX-8R』主なスペックと価格GSX-8R(2025)のカラーバリエーションは?2025年モデルとして新登場したGSX-8Rは3色のカラーをラインアップしています。トリトンブルーメタリックマットソードシルバーメタリックマットブラックメタリックNo.2GSX-8Rの2025年モデルの発売日は2025年3月14日となっています。2025モデルでは価格が改定され、GSX-8Sと同様に5万5000円のアップとなり、119万9000円となりました。GSX-8Rの足つき性やライディングポジションは?ライダー身長/176cmネイキッドタイプの兄弟モデルGSX-8Sよりもハンドル位置が60mm低く、さらに6mm前方に変更されてたセパレートハンドルを採用しているGSX-8R。しかしながら、身長176cmのライダーの場合、腕の力を抜いてヒジに余裕を持たせても上半身は「軽い前傾」といった程度。ハンドル幅も広いので「気分はバーハンドル」と言っても差しつかえないレベルでした。フルカウル+セパレートハンドルのいわゆる“スーパースポーツ然”とした見た目とは裏腹に、ライディングポジションは長距離を走っても疲れない快適な乗車姿勢をとることができます。ライダー身長/176cmGSX-8Rのシート高は810mmでフルカウルのスポーツバイクとしては数値的にやや低めの設定になっています。身長176cmのライダーが両足で跨ると踵までしっかり地面に着くことができます。新設計フレームのスリムさとシート形状により足が下ろしやすく、800ccクラスのバイクながら重量が202kgと軽量のため、400ccクラスのバイクのような気軽さを感じます。GSX-8Rで実際に走ってみた燃費は?画像: GSX-8Rで実際に走ってみた燃費は?GSX-8Rの燃料タンク容量は容量14L。使用燃料はハイオクガソリンです。今回の試乗では高速道路8割、一般道2割程度の割合で346.6kmの距離を走って、合計ガソリン給油量は14.59L。満タン法で計測した燃費はガソリン1リットルあたりで23.755kmという結果となりました。(下に続きます)【こちらもどうぞ】新型『GSX-8T』と『GSX-8TT』を発表! 800cc大型ネイキッドバイクが誕生です! - スズキのバイク!スズキのバイクはどこで買う? 本気なら近くの『展示車&試乗』を探してみるのが第一歩! - スズキのバイク!【期間限定】7月21日(祝)まで『#俊宏社長とツーリング』で先行投稿キャンペーン開催! 1名に“アレ”を先出しプレゼント! - スズキのバイク!【SNS『X』やってます!】スズキのバイク! 公式『X』はこちらです! x.comスズキ『GSX-8R』の装備/ディテール解説画像1: スズキ『GSX-8R』の装備/ディテール解説縦に2灯配置した六角形LEDヘッドランプの上に、LEDポジションランプをレイアウトした個性的なフロントマスク。小ぶりながらも整流効果の高いフロントスクリーンも装備されています。ウインカーやテールランプなど灯火類は全てLED仕様になっています。LEDヘッドライトの左右にはデザインに溶け込むようにエアダクトが配置され、走行風をラジエーターなどに送りこんでいます。画像2: スズキ『GSX-8R』の装備/ディテール解説ラジアルマウントされたNISSIN製ブレーキキャリパーとSHOWA製のSFF-BP倒立フロントフォークを装備。フロントフォークはGSX-8Sよりもコシがありスポーティな走りを予感させます。しかしながら乗り心地も良く、街乗りからツーリング、スポーツランまでマルチに楽しめます。標準装備のタイヤはGSX-S1000等と同じダンロップ製のSPORTMAX RoadSport2ですが、GSX-8Rの走りに合わせた専用設計になっています。画像3: スズキ『GSX-8R』の装備/ディテール解説ステアリングステムの中央付近から取り付けられているセパレートタイプのハンドルを採用。兄弟モデルGSX-8Sよりもハンドル位置が60mm低くなり、さらに6mm前方となっていますが、前傾姿勢は緩やかになっています。ネイキッドスポーツのバーハンドルタイプに近い乗車姿勢をとることができるので、長距離ツーリングも快適に走り続けられるほど、ゆとりあるライディングポジションになっています。画像4: スズキ『GSX-8R』の装備/ディテール解説新設計の直列2気筒エンジンは総排気量775ccで、この排気量のエンジンとしてはかなりコンパクトにまとめられ、軽量化にも貢献。最高出力80馬力を8500回転/最大トルク76N・mを6800回転で発生します。電子制御スロットルで躾けられたパワーフィーリングは発進加速やツーリングシーンでは穏やかなキャラクターですが、エンジン制御マップの切替えが可能な「SDMS(スズキドライブモードセレクター)」が搭載されているので、走行シーンに合わせて好みの出力特性を選ぶことができます。画像5: スズキ『GSX-8R』の装備/ディテール解説クラッチやスロットル操作をせずにシフトアップ/ダウンが可能になる「双方向クイックシフトシステム」を標準で搭載。クラッチレバーを握ったりスロットルを戻すことなくギアチェンジができるので、滑らかでスピーディなシフトアップ&ダウンが可能になります。これらの操作が不要になることでライダーの疲労を大きく軽減でき、ライディングにより集中できます。画像6: スズキ『GSX-8R』の装備/ディテール解説一見すると薄くスポーティなシートに見えますが、スズキのシートらしく、座ってみると意外なほどのクッション性を感じさせるので、長時間の乗車でもお尻が痛くなることはありません。シート前方の絞り込みは体感してみないとわからないほどのスリムさ。スポーティなライディングの際には滑りにくい表皮で走りをサポートしてくれる万能シートです。タンデムシートもしっかり装備。ふたりでのロングツーリングは厳しいですが、日帰り程度であれば二人乗りも十分に楽しめるでしょう。画像7: スズキ『GSX-8R』の装備/ディテール解説フルカラーTFT液晶のメーターは所有感を満たしてくれるディテールのひとつ。SDMS(スズキドライブモードセレクター)やトラクションコントロールの介入度がひと目でわかる位置に配置されている他、燃料計やギアポジションインジケーターがギュッと凝縮して配置されており、必要な情報をひと目で把握できるレイアウトになっています。バックライトのカラーはデイモード(白)とナイトモード(黒)が自動で切り替わりますが、手動で変更することも可能です。走行距離計のほか平均燃費や走行可能距離の表示などツーリングでも便利な機能も搭載しています。スズキ『GSX-8R』に乗ってみた感想は?【関連記事】そうは見えないけど『GSX-8R』の走りに“耐久レーサー”みたいな雰囲気を感じたので報告しておこうと思います - スズキのバイク!スズキファンのためのWEBサイト!スズキのバイク!- TOPへ戻る