ホンダ「CB1300」シリーズの最終型をチェック! 33年の歴史のトリを飾る“プロジェクトBIG-1”のファイナルエディション
1992年に登場し、ビッグバイクブームを牽引したCB1000スーパーフォアから実に33年。ビッグバイクの醍醐味を凝縮した「プロジェクトBIG-1」コンセプトは脈々と受け継がれ、ついに2025年、有終の美を飾ることとなった。そんなCB1300シリーズ最終モデルをじっくり紹介しよう。
まとめ:オートバイ編集部

ホンダ「CB1300 SUPER FOUR SP Final Editon」「CB1300 SUPER BOL D’OR SP Final Editon」の特徴

Honda CB1300 SUPER FOUR SP Final Editon 総排気量:1284cc エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 シート高:790mm 車両重量:266kg発売日:2025年2月28日 税込価格:210万1000円

Honda CB1300 SUPER BOL D’OR SP Final Editon 総排気量:1284cc エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 シート高:790mm 車両重量:272kg発売日:2025年2月28日 税込価格:221万1000円
常に最高峰であり続けたフラッグシップの集大成
「プロジェクトBIG-1」をコンセプトテーマに掲げ、威風堂々たる体躯のビッグバイクを操る醍醐味を楽しめる、ダイナミックなパワーフィールと、高級車にふさわしい上質な仕立てで、1992年のデビューから一貫してホンダのフラッグシップモデルの座に君臨し続けたCB・スーパーフォアシリーズ。
33年にわたる長い歴史の中で1000から1300へと進化し、時代の変化に合わせて常に最高峰であり続けた偉大なるバイクが、いま、その幕を下ろそうとしている。
その輝かしい歴史のフィナーレを記念して発売されるのがファイナルエディション。CB1300スーパーフォア、スーパーボルドール両車のスタンダードとSPに設定され、それぞれに専用のボディカラーと特別装備が用意される。
ブレンボ製のキャリパーと前後オーリンズ製サスペンションを備えるSPは、スーパーフォア、ボルドールとも、初代BIG-1のCB1000スーパーフォアをオマージュしたホワイト/レッドのカラーに彩られる。
初代BIG-1のカラーをオマージュ!

CB1000 SUPER FOUR 1992年
CBR1000Fの4気筒エンジンを搭載、ボリュームあるタンクと雄大なボディを持ち、国内販売の排気量上限撤廃に合わせて大ヒット。ビッグネイキッドブームを起こした。
ホンダ「CB1300 SUPER FOUR Final Editon」「CB1300 SUPER BOL D’OR Final Editon」の特徴

Honda CB1300 SUPER FOUR Final Editon 総排気量:1284cc エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 シート高:780mm 車両重量:266kg発売日:2025年2月28日 税込価格:172万7000円

Honda CB1300 SUPER BOL D’OR Final Editon 総排気量:1284cc エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 シート高:780mm 車両重量:272kg発売日:2025年2月28日 税込価格:183万7000円
新車で買える最後の機会プレミア必至の1台!
スタンダードのCB1300スーパーフォアとボルドールにもファイナルエディションは用意され、こちらは1992年に登場したCB1000スーパーフォアのもうひとつのボディカラーだったブラックをオマージュ。上品でシックな大人のビッグバイクに仕立てられている。
いずれのファイナルエディションにも共通の特別装備として、タンク上面にはファイナルエディションを示す専用ロゴステッカーをマウント。初代の1000と同様に、極太のアルミスイングアームとトップブリッジ、ステアリングステムはシルバーカラー仕上げに変更されるほか、ゴールドチェーンやレッドステッチ入りのシートなど、ファイナルにふさわしい、高級感あるパーツが標準装備される。
また、タンク上のロゴはスーパーフォアが「HONDA」ロゴのステッカー、ボルドールは通常の丸型ウイングバッジとなる。
シリーズ合計での販売台数は3400台。新車で手に入るチャンスはもうないため、貴重なモデルとなりそうだ。
モデルバリエーション
ホンダ「CB1300」シリーズ・ファイナルエディションの注目ポイント

アナログデザインながら、ギアポジション表示なども備えた多機能メーター。トップブリッジは初代同様シルバー仕上げになる。

表面を段差のない滑らかなものにするため、塗装はグラフィック部分を別塗りする塗分け方式を採用。タンク上には専用ロゴも。

ホワイト/レッドのカラーは初代BIG-1から守り続けてきた伝統のイメージカラー。SFはタンク上のロゴも往年の「HONDA」デカールに。

初代BIG-1の初期型にはブラック/グレーのカラーも設定され、今回スタンダードのファイナルエディションに用意されるグラファイトブラックはそれをオマージュ。

スイングアームはシルバー仕上げ。ゴールドチェーンには「プロジェクトBIG-1」ロゴ入りのコマが使用されている。

シートは滑りにくいバックスキン風表皮を採用、サイドにはレッドのステッチがあしらわれる。SPには標準の装備だが、ファイナルエディションはスタンダードにも用意。
ホンダ「CB1300」シリーズ・ファイナルエディションの主なスペック・燃費・製造国・価格
まとめ:オートバイ編集部
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