街乗りから高速道路まで快適にこなす、実用性の高いスクーターたち 150ccから200ccクラスのスクーターは、125ccクラスと同等のコンパクトな車体を持ちながら、より余裕のあるエンジンを搭載しています。 これにより、市街地での取り回しの良さを保ちつつ、バイパスや高速道路での走行もこなすことが可能です。【画像】もう、使い勝手良すぎ! カッコだって良い軽二輪「実用スクーター」3台を見る(26枚) 今回は、日本の道路環境に適した使い勝手の良さを持ち、新車で購入が可能な150ccから200ccクラスの実用スクーターを3車種取り上げます。●ヤマハ「X FORCE」 最初に紹介するのは、ヤマハ「X FORCE」です。ヤマハ「X FORCE」 X FORCEは、日常の移動から週末のツーリングまでをカバーすることを想定して開発されたストリートスクーターです。 外観デザインは、前後のオーバーハングを短くしたコンパクトな設計となっており、セパレートタイプのリアフェンダーが特徴的です。 ステップ部分はフラットな形状に作られており、乗降時の利便性に配慮されています。 そして、エンジンは155ccの水冷4ストロークSOHC4バルブ単気筒で、最高出力15ps、最大トルク14Nmの性能を持ちます。 エンジンの回転数に応じて吸気バルブの開閉タイミングを変化させるVVA機構が採用されており、低回転域のトルクと高回転域の出力向上が図られています。 また、電子制御としては、トラクションコントロールシステムや前後独立式のABS付きディスクブレーキが搭載されています。 さらに、専用のスマートフォンアプリと連携し、メーター上に通知を表示したり、車両の情報をスマートフォンで確認したりする機能も備わっています。 車重は130kgと軽量で、幅広なバーハンドルの採用により、操作に力が伝わりやすい構造となっています。 なお、X FORCEの価格は、40万7000円です。●ホンダ「PCX160」 続いて紹介するのは、ホンダ「PCX160」です。ホンダ「PCX160」 PCX160は、125ccクラスで広く普及しているPCXの車体をベースに、排気量を拡大したエンジンを搭載した派生モデルです。 外観デザインは、伸びやかなフォルムを基調とし、LEDを採用したヘッドライトや特徴的なX字に点灯するテールランプが装備されています。 また、エンジンは156ccの水冷4ストロークOHC4バルブ単気筒を搭載し、最高出力15.8ps、最大トルク15Nmを発揮します。 このエンジンは低速域から高速域まで滑らかに出力し、振動や騒音を抑えた特性となっています。 くわえて、機能面においては、停車時の燃料消費を抑えるアイドリングストップ機能や、後輪のスリップを抑制するトルクコントロールシステムが採用されています。 また、フロントブレーキにはABSが装備され、制動時の安心感が高められています。 車体重量は134kgに抑えられ、764mmという低く設定されたシート高により足つきの良さも確保されています。 なお、PCX160の価格は、46万2000円です。最後はイタリアのADVスクーター● 最後に紹介するのは、アプリリア「SR GT Sport 200」です。アプリリア「SR GT Sport 200」 SR GT Sport 200は、未舗装路の走行も視野に入れたアドベンチャースタイルのスクーターとして位置付けられています。 外観デザインは、エンデューロバイクから着想を得ており、高い防風効果を持つフロントシールドや、様々な路面に対応するパターンのタイヤが採用されています。 そして、エンジンは174ccの水冷4ストローク単気筒で、最高出力17.4ps、最大トルク16.5Nmを発揮します。 信号待ちなどでエンジンを一時停止させる機能が標準で搭載され、燃料の消費を抑える工夫が施されています。 また、機能面では、放熱性の向上が図られたウェーブ形状のフロントディスクブレーキや、シングルチャンネルのABSが装備されています。 くわえて、路面の凹凸を吸収するためのロングストローク設計のサスペンションが採用され、乗車時の疲労を軽減する構造となっています。 なお、SR GT 200シリーズには、標準仕様の「Sport」と、レース車両の意匠を取り入れた「Replica」が設定されています。 価格はモデルにより異なり、「Sport」が60万5000円、「Replica」が61万6000円です。※ ※ ※ 今回取り上げた3車種は、共通の排気量帯に属しながらも、それぞれ異なるアプローチから実用性が追求されたモデルです。 共通しているのは、日常の扱いやすさを損なうことなく、高速道路を含めた広域の移動を可能にしている点です。 今後、環境性能の向上や電子制御のさらなる充実により、このクラスのモデルがどのように進化していくのか、その動向にも注目が集まりそうです。