日産パトロールニスモのFROがスーパーGTにデビュー。迫力ある走りと威風堂々なスタイリングに惚れ惚れする 2027年前半に国内導入予定の日産パトロール。どんな道も走破できる性能とラグジュラリーな装備をもつ大型SUVです。 NISMOのスポーツテイストがプラスされたNISMO仕様が国内デビューを果たしました。 一体どのような車両で、スーパーGTで活躍するFROとはどのようなものなのでしょうか。【画像】超デカい! 迫力スゴい! これが日産「爆速SUV」です。画像で見る!(30枚以上) 日産パトロールとは1951年から販売が開始された、日産の本格オフローダーです。 1980年からは国内向けの車両は「サファリ」の名称で販売されていました。2007年に国内向けのサファリの販売は終了しましたが、国外向けのパトロールの製造・販売は継続されています。 2025年に開催されたジャパンモビリティーショーで現行型のY63型系のパトロールが展示され、注目を浴びたのを覚えているかたも多いでしょう。 パトロールの主な市場が中東地域ということもあり、堅牢なボディに多彩な走行シーンをこなす走破性。さらにラグジュアリーさも兼ね備えたモデルになっています。 そのジャパンモビリティショーで、日産のイヴァン エスピノーサ社長は、パトロールを2027年前半に国内向けに投入すると発表しました。 さらに2025年6月には、NISMOブランドの中東市場導入に合わせて、パトロールNISMOを中東地域に向けて販売すると発表されましたことで注目を浴びます。 今回そのパトロールNISMOがスーパーGTで、FRO(ファーストレスキューオペレーション)として贈呈されると発表されました。 スーパーGTは国内最高峰のモータースポーツとして、国内のモータースポーツを牽引する役目も担っています。 レースが開催されるサーキットにはレスキューカーや消防車、救急車などが配備されており、普通のレースで活用されています。 しかしスーパーGTは、マシンの速度も高くクラッシュなどが発生した際はドライバーに危険が及ぶこともあるため、サーキットのレスキュー体制に加え、スーパーGT独自のレスキュー体制を敷いています。その大きなグリルの迫力に驚かされるパトロール。 NISMOの特徴は? それがFROと呼ばれ、ドライバー、レスキュースタッフ、ドクターの3人が1台の車両に乗り込み、緊急事態が発生した際に素早く現場に駆けつけて、クラッシュしたマシンのドライバーを救出します。 日産ではスカイラインクロスオーバーや、前モデルのY62型系パトロールをFRO車両して提供してきました。 この度Y63型系パトロールNISMOが登場したこともあり、新たなFROとして日産からスーパーGTに贈呈。 岡山国際サーキットでのスーパーGT開幕戦にて、日産モータースポーツ&カスタマイズの真田 裕代表取締役社長兼最高経営責任者から、GTアソシエイションの坂東正明代表にパトロールNISMOのジャンボキーが贈呈されました。大きなSUVこと「パトロール」 そのNISMO仕様は何がスゴいのか? 今回、日産および日産モータースポーツ&カスタマイズより提供されたパトロール NISMO。 このモデルは、世界の過酷な路面での高い走破性で定評のあるパワフルなフルサイズSUVであるパトロールをNISMOがモータースポーツで培ってきた経験と技術を基に磨き上げた一台です。 専用チューニングを施したV型6気筒3.5リッター・ツインターボエンジンを搭載。そのエンジンは最高出力495HP、最大トルク700Nmを発生し、空力性能を追求したエクステリアや専用サスペンションと組み合わせることでシャープな応答性と力強い加速を実現しています。スーパーGT開幕戦にて、真田社長から坂東代表にパトロールNISMOのジャンボキーが贈呈された 日産ニスモビジネスオフィスの島村渉氏は次のように説明しています。「現在のパトロールの主市場は中東になり、現地には砂漠を始めさまざまななシチュエーションが存在します。 高速性能も必要ですし、悪路走破性も必要になります。そのためサスペンションもさまざまな環境に対応する電子制御ダンパーを採用しており、乗り心地も良いものになっています。 NISMO仕様ということで、さらにスポーツの要素を盛り込み、スポーティーな走りも可能です。 サーキットにおいてはスポーツモードにしていただくことで、俊敏な走りが得られると思います。 NISMO仕様ということでパワーアップを行い、最高出力495HP、最大トルク700Nmを発生しています。 FROの機能としてドライバー・ドクター・レスキュースタッフが乗車するための乗車空間と、レスキュー用のさまざまな道具を積む積載性が重要になります。 さらにクラッシュなどでコースサイドの砂利にハマってしまった、レーシングカーを引っ張るためのトーイング性能も重要になります。 それらの性能を兼ね備えたのがこのパトロールNISMOになります。FROはクラッシュやトラブルが発生した時に出動する車両ですので、活躍しないことが一番なのです、何かあった際には活躍してくれると思います」パトロールは27年前半に導入だが…NISMOは? 直接聞いてみた! 運転した印象は? そんなパトロールNISMOですが、国内導入の予定はあるのでしょうか。島村渉氏は次のように説明しています。「2027年前半に標準車のパトロールが国内導入予定となっていますので、スーパーGTでパトロールの走りや姿を見ていただければと思います。NISMO仕様がかっこいいなどのお声もお聞きしておりますが、国内導入に関しては今の所未定となっております」 残念ながらNISMO仕様の国内導入は未定とのことですが、パトロールの走りや性能の一端をサーキットで見ることができるかもしれません。パトロールNISMOをドライブするFROドライバーの山脇大輔氏 パトロールNISMOをドライブするFROドライバーの山脇大輔氏は次のように話しています。「FROドライバーを約10年担当していますが、このパトロールNISMOはパワーとトルクが物凄くあり、とにかく牽引が楽に行えます。 車両も大きく重量もあるのですが、非常に乗りやすく走りやすい車両です。機材も多く積めるので、FROに適した車両です。 電子制御サスペンションの効果もあり、コーナーも快適に走ることができます。NISMO仕様ということで大型SUVですけど、スポーツセダンのような走りができます。 FROは昔はレーシングカーの合間を縫って走っていましたが、今はFCY(フルコースイエロー)が出ている状況で、レーシングカーがゆっくり走行している状況で出動します。 レーシングカーをかき分けて走ることはありませんが、そのような状況でも十分対応できると思います。 自分も長年レーシングドライバーとして走っていますし、現在もスーパー耐久に参戦して、昨年はシリーズチャンピオンを獲得させてもらっていますが、そのような経歴を持った人物がFROのドライバーを担当しています。 スーパーGTで走るドライバーの気持ちや理解することも重要で、レースを安全に走れるようにFROも迅速に現場急行し、ドライバーの安全を確保しつつレースを一刻も早く復旧させるために働いています。 今回贈呈されたパトロールNISMO、スバルアウトバック、トヨタランドクルーザーの3台がFROと活躍しています。 活躍しないことが一番良いので、勇姿を見てくださいとは言いにくいのですが、FROの活動にも注目していただけると嬉しいです」※ ※ ※ このようにとパトロールNISMOはFROに適しており、FROの活動についても語ってくれました。 FRO車両がピットウェークで展示されていると、「カッコいい」「欲しい!」「絶対買う」などの声も多く聞こえました。 パトロール自体は2027年前半に国内に登場する予定です、NISMO仕様は導入予定は今の所ないとのことですが、国内で販売されるのが待ち遠しい一台です。【画像】超デカい! 迫力スゴい! これが日産「爆速SUV」です。画像で見る!【動画】新型パトロールNISMO、FRO車両としてデビュー!日産「“新型”エルグランド」まもなく発売! 問合せも“急増”中? 発売後は「即受注停止」の可能性も 期待の「キング・オブ・ミニバン」16年ぶり全面刷新で販売店でも話題沸騰