新基準原付で乗れるホンダライトシリーズ3選 2025年4月1日から、原付免許で乗れるバイクの枠が拡大されました。新たに「新基準原付」という区分が追加され、排気量50cc超〜125cc以下、かつ最高出力が4.0kW以下のモデルが対象となります。 従来の原付と同様に最高速度は30km/h、二段階右折や一人乗りといった交通ルールは変わりませんが、エンジンの排気量やトルクに余裕があり、より快適に使えるのが大きな特徴です。【画像】原付免許や“普通自動車免許で乗れる125cc! ホンダの「新基準原付」を見る(38枚) こうした新制度に合わせ、ホンダは「Honda Liteシリーズ」を展開しています。今回はその中から、日常使いからアウトドアまで対応する3モデルを紹介します。●ホンダ「スーパーカブ110ライト」 まず1台目は、ホンダ「スーパーカブ110ライト」です。2025年12月11日に発売されたばかりの新基準原付、ホンダ「スーパーカブ110 Lite」 1958年の登場以来、世界中で愛され続けているスーパーカブの最新モデルで、誰にでも親しみやすい外観と、耐久性に優れた構造が特徴です。 「ライト」仕様では、従来のスーパーカブの魅力を残しつつ、新基準原付としての要件を満たすように最高出力を3.5kWに抑えています。エンジンは109ccの空冷単気筒で、WMTCモード値は67.5km/L、定地燃費では105.0km/Lと高い燃費性能を誇ります。 外観は丸みを帯びたフォルムと大きなレッグシールドが特徴で、クラシカルな印象と実用性を両立しています。足つきの良いシート高738mmに加え、キャストホイールやチューブレスタイヤを採用することで、扱いやすさにも配慮されています。 また、フロントにはディスクブレーキとシングルABSを装備し、制動時の安定感にも優れています。価格は34万1000円で、ベージュやグリーン系の落ち着いたカラーバリエーションを選択可能です。ホンダの新原付「ライト」シリーズの展開●ホンダ「クロスカブ110ライト」 2台目は、ホンダ「クロスカブ110ライト」です。ホンダ「クロスカブ110 Lite」 スーパーカブをベースに、アウトドア志向のデザインや装備を追加したのがクロスカブシリーズですが、この「ライト」モデルでは新基準原付としての性能を備えながら、遊び心のあるスタイルも健在です。 レッグシールドを省略し、スチールフェンダーやヘッドライトガードなどタフなディテールを強調するデザインで、街でも郊外でも活躍する汎用性があります。 エンジンは109ccの空冷単気筒で、最高出力は3.5kW、最大トルクは6.9Nm。WMTCモード値は67.5km/Lと、こちらも高い燃費性能を持っています。足元には17インチのセミブロックタイヤを装着し、舗装路以外でも安定した走行が可能です。 シフトチェンジは左手のクラッチ操作を必要としない方式で、初心者でも安心して乗れる設計です。液晶メーターには時計やギアポジション、平均燃費なども表示され、日常の利便性も高めています。 なお、価格は40万1500円に設定されています。●ホンダ「ディオ110ライト」 最後に紹介するのが、ホンダ「ディオ110ライト」です。ホンダ「Dio 110 Lite」 スクータータイプの本モデルは、通勤や街乗りに最適なモデルとして位置付けられており、取り回しのしやすさや収納性の高さが魅力です。 ホンダのベトナム工場で生産されており、コストパフォーマンスに優れたモデルとしても人気です。 搭載するエンジンは109ccで、最高出力3.7kW、最大トルク7.6Nmと、スーパーカブやクロスカブより若干高めの出力となっています。車両重量は95kgと軽量で、シート高も745mmに設定されているため、小柄な人や初心者でも安心です。 さらに、燃費性能も良好で、WMTCモード値は56.6km/L、定地燃費では72.5km/Lを記録しています。 機能面では、液晶ディスプレイ付きメーターやコンビブレーキ、アイドリングストップ機能を搭載し、環境性能や経済性にも配慮されています。 また、収納スペースも豊富で、約17Lのシート下トランクと、ハンドル下のインナーボックス、コンビニフックを備え、日常使いに非常に便利です。価格は23万9800円と3モデルの中で最もリーズナブルです。※ ※ ※ 今回紹介したホンダ「スーパーカブ110ライト」「クロスカブ110ライト」「ディオ110ライト」は、いずれも新基準原付として原付免許で運転できる画期的なモデルです。排気量に余裕があることで坂道や加速に強く、日常の移動を快適にサポートしてくれます。 また、車両の装備面ではディスクブレーキやABS、液晶メーターなど、安全性や利便性が向上している点も注目されます。価格帯も24万円〜40万円台と比較的手が届きやすく、原付デビューを検討する人にもおすすめです。 今後、排出ガス規制により50ccモデルが姿を消していく中で、この新基準原付という選択肢はますます重要性を増していくと考えられます。より快適で、安全な原付ライフを求める人にとって、有力な選択肢となっていきそうです。