18/09/2025 · 1 日前

LEXUS「IS」がさらに精悍に進化。コンパクトFRスポーツセダンの走る楽しさと躍動感の熟成も進む

LEXUSは、9月9日(火)、「IS」の新型モデル(プロトタイプ)を世界初公開した。2026年初頭以降、各地域で発売を予定している。開発のキーワード「熟成」に則り、これまでISが追求してきた「ドライバーがクルマと対話できる気持ちのいい走り」と「アグレッシブでスポーティなデザイン」 にさらに磨きがかかっている。

アグレッシブさを突き詰めたエクステリアデザイン

レクサスISは1999 年の初代モデル誕生以降、コンパクトFRスポーツセダンとして「クルマを操る楽しさ」を追求してきた。四半世紀以上に渡ってグローバル約40の国と地域で販売され、累計約130万台が販売されたという。

精悍さが増したフロントマスク。低くワイドなスタンスが強調されている。

今回、発表されたモデルでは、IS300hとIS350の2種類を設定。世界各地で走り込み、LEXUSならではの走りの味「Lexus Driving Signature」を追求し続けている。

ブレーキダクトを取り込み低く構えたスピンドルグリルは、印象を一新。低重心かつワイドなスタンスをさらに強調した新たなフロントフェイスにより、ISらしいアグレッシブさとスポーティさをより際立たせたデザインへと刷新されている。足回りでは、アルミホイールの意匠を見直した。

新色のニュートリノグレー。新たな世界観を表現する。

“F SPORT” には、空力性能を強化した新形状のリヤスポイラーを採用。床下から車両背面へ巻き上がる空気の流れを増加させることで、リヤの揚力を低減、優れた空力操安性能を実現している。こちらも、軽快な走りを予感させる新意匠の19インチ軽量アルミホイールを新たに設定した。

ボディカラーは、新色を含む計8色でスポーティな世界観を演出する。中でも硬質なライトグレー メタリックは、駆け抜けるような走りのイメージが強調されている。

運転に集中できる環境に進化。音質チューニングで「心地よさ」をアップ

インテリアは機能性を考慮、運転に集中できるデザインに改善された。センターディスプレイと運転席正面のTFT液晶メーターは、12.3インチに大型化されるなど優れた視認性、認識性にこだわる改良が施されている。

ドライバー席周辺の表示操作系を人間工学に基づいた機能レイアウトとするなど、インストルメントパネル、センターコンソール、メーター、フロントドアトリムの意匠が刷新されている。

デザインにおいては、コンソール上面とスタートスイッチベゼルに新規開発のオーナメントパネル 「Forged bamboo」を採用にも注目したい。2023年のJAPAN MOBILITY SHOWで発表した「Bamboo CMF Concept」の概念に基づき開発された素材のひとつであり、市販車での採用はISが初となる。竹繊維の特徴的な陰影により、力強い躍動感とスポーティ感を演出している。

インテリアカラーには、太陽を覆う紅炎をイメージした新規開発の「PROMINENCE(プロミネンス)」を設定。色味でも、アグレッシブでスポーティな室内を目指しながら、インストルメントパネル中段部に、運転時の邪魔にならない水平基調のラインイルミネーションを配置し、そこから漏れる間接光で室内空間を彩る。

オーディオシステムによる「ドライビングサポート」も熟成が進む。レクサスプレミアムサウンド10スピーカーシステムを全車標準設定するとともに、マークレビンソン17スピーカーシステムをメーカーオプションで設定した。スピーカーの最適配置と音質のチューニングによって、包み込まれるような心地良さと深い表現力を目指す。

スピーカーの最適配置など、音場のチューニングにも徹底的にこだわる。

ドライバーとクルマの「対話」とともに、深い安心感を提供

走りに関しては、気持ちのいい操舵感と車両安定性のさらなる深化を狙う。たとえば電動パワーステアリングでは、低慣性モーターを採用するとともに、従来のラック同軸式からラック平行ギヤ(バリアブルギヤ)を採用。よりリニアでスムーズなステアリングフィールを実現している。

内蔵式リニアソレノイドアクチュエーター(プロトタイプ)

AVS(Adaptive Variable Suspension system)も従来のステップ式アクチュエーターから、新規開発の内蔵式リニアソレノイドアクチュエーターに変更。これにより、減衰力応答性が約 4倍向上。応答性のよい可変減衰力により、フラットなばね上の挙動と路面入力によるショックの低減を両立した。

コーナーの連続するワインディング路から高速道路でのレーンチェンジに至るまで、様々な場面で優れたドライバビリティとクルマとの一体感を味わうことができそうだ。

予防安全パッケージ「Lexus Safety System +」の進化、高度運転支援技術 アドバンスト ドライブ[Lexus Teammate Advanced Drive](高速渋滞時ハンズオフ機能)など、より安全で快適な運転をサポートする装備も拡充。新型ISは、さまざまな意味で運転する喜びを実感できる進化を果たしている。

交差点衝突回避支援の範囲を従来の右左折に加え、出会頭車両まで拡大したほか、 アクティブ操舵機能付きの緊急時操舵支援、フロントクロストラィックアラート[FCTA]、ドライバーモニター連携などの機能を追加している。

予防安全パッケージ「Lexus Safety System +」の主な性能向上機能

・プロアクティブドライビングアシスト[PDA]採用

・レーダークルーズコントロールの支援機能拡大

・ミリ波レーダーおよび単眼カメラの検知範囲拡大

・ロードサインアシスト[RSA]の支援機能拡大

・プリクラッシュセーフティの対象範囲・支援機能拡大。対象範囲を、自転車運転者[夜]および自動二輪車[昼] まで拡大。

・交差点衝突回避支援の範囲を従来の右左折に加え、出会頭車両まで拡大。

・アクティブ操舵機能付きの緊急時操舵支援、フロントクロストラフィックアラート[FCTA]、ドライバーモニター連携などの機能を追加。

・発進遅れ告知機能[TMN]の支援機能拡大。

・レーンチェンジアシスト[LCA]の車線変更支援

・急アクセル時加速抑制、注意喚起機能。

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