高い利便性と走行性能を両立、日常を彩る高性能スクーターたち 現在の自動二輪車市場において、スクーターというカテゴリーは単なる利便性の高い乗り物という枠を超え、走りの質を追求したモデルが数多く存在しています。 各社が展開する主力モデルは、独自のエンジン特性や先進の電子制御を搭載することで、市街地での扱いやすさと高速道路での安定性を高い次元で両立させているのが特徴です。【画像】超カッコいいね! 国内メーカー「進化系スクーター」3台を見る(32枚) 今回は、現行で購入可能であり、それぞれ使用シーンに合わせた個性が際立つ3車種を取り上げます。●ホンダ「X-ADV」 まず紹介するのは、ホンダ「X-ADV」です。ホンダ「X-ADV」 X-ADVは、アドベンチャーモデルの構成とスクーターの利便性を組み合わせたカテゴリーとして誕生して以来、独自の立ち位置を築いてきた系譜を持ちます。 外観は、アップマフラーやハンドガードなどを装備し、都会のシーンにも郊外の風景にもマッチするような独自のシルエットを形成しています。 そして、搭載エンジンは、745ccの水冷4ストローク直列2気筒で、最高出力58ps、最大トルク69Nmを発揮します。 低中速域で力強いトルクを発生させる特性により、市街地の発進加速から未舗装路での走行まで、力強いパワーフィーリングが追求されているといいます。 また、重量は237kgに設定されており、シート高は790mmを確保することで、アドベンチャーらしい視界の広さと安心感のある足つき性を両立させています。ホンダ「X-ADV」 機能面では、自動変速とマニュアル操作を切り替えられるデュアルクラッチトランスミッションが採用されており、手動で高さを変更できるリンク式ウインドスクリーンも装備しています。 くわえて、後輪への駆動力レベルを選択できるホンダセレクタブルトルクコントロールやスマートフォン連携機能も備えており、実用性と趣味性の両立が図られています。 なお、価格はカラーリングによって異なり、「マットパールグレアホワイト」が148万8300円、「グラファイトブラック」と「マットディープマッドグレー」が145万5300円です。続いてはヤマハの大型スクーターとホンダの軽二輪●ヤマハ「TMAX560」 次に紹介するのは、ヤマハ「TMAX560」です。ヤマハ「TMAX560」 TMAX560は、2001年に発売された初代から受け継がれるコンセプトに基づき、走行性能を追求し続けているモデルです。 外観は、力強い走りを予感させるスタイリングが特徴で、品格を感じさせる佇まいのなかに、軽快さを想起させる造形となっています。 そして、エンジンは561ccの水冷4ストローク直列2気筒を搭載し、最高出力48ps、最大トルク55Nmというスペックにより、洗練された加速を可能にしています。 さらに、シート高は800mm、重量は219kgとなっており、スポーツ走行に適した姿勢を保ちつつ、長時間の走行でも負担が少ない設計がほどこされています。 また、機能面では、視認性に優れた7インチの大型カラーTFTディスプレイを搭載し、スマートフォンと連携したナビゲーション表示を可能にしている点が大きな特徴です。 くわえて、上位グレードにはクルーズコントロールやシートヒーターなども備え、あらゆる旅のシーンに対応できる仕様となっています。 なお、価格は、標準モデルが145万2000円、上位グレードの「TMAX560 TECH MAX」が164万4500円です。●ホンダ「フォルツァ」 最後に紹介するのは、ホンダ「フォルツァ」です。ホンダ「フォルツァ」 フォルツァは、2000年に誕生した初代モデル以来、スタイリッシュな外観とスポーティーな走行性能を兼ね備えたシティコミューターとして、幅広い層から支持されてきた系譜を持ちます。 現行モデルは、エッジの効いたシャープなフロントカウルや軽快感のあるスタイリングが特徴で、夜間でも使いやすい照明付きの大容量ラゲッジボックスが採用されています。 搭載エンジンは、249ccの水冷4ストローク単気筒エンジンで、最高出力23ps、最大トルク24Nmを発揮する設定となっています。 環境性能と力強い出力特性を両立したエンジンを採用することで、スムーズな加速と低燃費を追求し、街乗りから週末の遠出まで快適なライディング環境が提供されます。 重量は186kgとクラス標準的な重さながらも、シート高は780mmとなっており、乗降時のしやすさと落ち着いた乗り心地を提供する設計がなされています。 また、機能面では、電動式可動スクリーンや、キーを取り出さずにエンジン始動などが可能なスマートキーシステムが装備されています。 くわえて、豊富な情報を表示する5.0インチのフルカラー液晶メーターやスマートフォン連携機能により、長距離移動を飽きさせない配慮がなされています。 なお、価格は78万1000円です。※ ※ ※ 今回紹介した3車種は、排気量や目指す方向性がそれぞれ異なるモデルとなっています。 いずれもライダーを支援する電子制御や、快適な移動を支える装備が充実しており、用途に合わせて最適な1台を選べる性能を備えているといえます。 今後も環境性能への対応や利便性を高める新技術の搭載などにより、スクーターの快適性と走行性能がどのように進化を遂げていくのか、その動向に注目が集まりそうです。