トヨタのコンパクトハイブリッドで本気で悩ましいのがアクアとヤリスハイブリッドだ。どちらも現行モデルは1.5Lハイブリッドを搭載し、Toyota Safety Senseも充実。ただし、燃費の出し方も装備の盛り方も性格はかなり違う。買ってから満足しやすいのはどちらか。使い方目線で比べてみよう!【画像ギャラリー】どっち選ぶ!? 安さのヤリスか上質のアクアかで悩みすぎる!! ヤリスHVとアクアの内装・ディスプレイ・装備比較を一気見(31枚)文:ベストカーWeb編集部/写真:トヨタ燃費と価格で選ぶならヤリスハイブリッドがかなり強いヤリスハイブリッドの燃費は36.0km/Lとトップクラスの低燃費でありながら価格は約224万円~とコスパ最強 いきなり結論から言えば、数字のわかりやすさで攻めるならヤリス ハイブリッドが強い。現行2WDのWLTCモード燃費は、ヤリスハイブリッドがXで36.0km/L、Gで35.8km/L、Zで35.4km/L。一方のアクアはXで34.3km/L、Gで33.6km/L、Zで33.6km/Lだ。もちろんアクアも十分に低燃費だが、カタログスペック勝負ではヤリスハイブリッドが一歩リードする。 しかも価格もヤリスハイブリッドのほうが入りやすい。2WDで比べると、ヤリスハイブリッドはXが224万9500円、Gが244万5300円、Zが266万9700円。アクアはXが248万6000円、Gが265万4300円、Zが282万4800円で、同じトヨタのコンパクトHVでもアクアのほうが上級寄りの値付けだ。燃費を重視しつつ、予算もできるだけ抑えたいなら、ヤリスハイブリッドはかなり筋がいい選択になる。 しかもヤリスは装備の見せ方も分かりやすい。Zには10.5インチディスプレイオーディオPlusを標準装備し、Gには8インチディスプレイオーディオを標準装備。XとUにも8インチディスプレイオーディオを標準装備する。普段使いの道具として見たとき、必要なものをきっちり積みつつ、価格はしっかり抑える。このバランス感覚はさすがだ。装備の充実感とクルマとしての余裕ならアクアが光るヤリスから少し上質感を求めるならアクア。大型のディスプレイに充実の安全装備まで備わっているのはありがたい ただし、アクアの魅力は価格表だけでは見えにくい。こちらは“ちょっと上質で、毎日がラク”という仕立てが光る。室内ではZに10.5インチディスプレイオーディオを標準装備し、Gにメーカーオプション、G・X・Uには8インチディスプレイオーディオを標準装備。さらにアクアはエレクトロシフトマチックを採用し、先進的でクリーンなコックピットを作っている。 加えて、アクセサリーコンセント(AC100V・1500W/非常時給電システム付)を全車標準装備しているのも大きい。通勤や買い物だけでなく、停電時やアウトドアまで視野に入るのはアクアならではの強みだ。 安全装備も抜かりはない。アクアもヤリスもToyota Safety Senseを備え、プリクラッシュセーフティ、レーダークルーズコントロール、レーントレーシングアシスト、プロアクティブドライビングアシストなどを用意する。そのうえでアクアは、アドバンスト パーク装着車で静止物の検知対象を側方まで拡大するなど、駐車支援の具体性が光る。 つまり最終ジャッジはこうだ。燃費と価格のわかりやすさで選ぶならヤリスハイブリッド。装備の充実感、給電機能、上級コンパクトとしての満足感で選ぶならアクア。節約優先ならヤリスハイブリッド、長く付き合う相棒感を求めるならアクア。 この2台、似ているようで、実はキャラ分けがかなり上手い。特長を見極めて、賢く選びたい。