国内外のメーカーが展開するステーションワゴン3車種 ステーションワゴンは、SUVに比べて車高が低く設定されている傾向にあるため、高速道路や山道などでの安定した走行が期待できる形状のクルマです。 また、荷室の開口部が低く設定されているモデルが多数を占めており、重い荷物の積み下ろしを体への負担を少なく行うことができるという利点を持っています。【画像】超カッコいい! 3選で紹介したクルマを写真で見る(30枚以上) 国内市場ではモデル数が限られているものの、各社から個性の異なる現行モデルが販売されており、用途に応じた選択が可能です。 今回は、日本の道路環境に適した国産モデルから、安全機能に注力する輸入車まで、現行のステーションワゴンを3車種取り上げます。●スバル「レヴォーグ」 まず紹介するのは、スバル「レヴォーグ」です。 レヴォーグは、同社の長年にわたるステーションワゴン開発の知見を活かし、日本の交通環境における扱いやすさを重視して開発されたモデルとして知られています。 なお、現行モデルについては、生産終了に伴い2026年4月13日をもって新規注文受付を終了することが発表されています。スバル「レヴォーグ」 エクステリアは、六角形のフロントグリルから後方へと絞り込まれるような形状となっており、張り出したフェンダーが視覚的な特徴となっています。 また、インテリアには、メーター部分に12.3インチの液晶ディスプレイ、中央に11.6インチのインフォメーションディスプレイを配置し、視認性を高めた設計となっています。 そして、パワートレインは、排気量1.8リッターの直噴ターボエンジンと、排気量2.4リッターの直噴ターボエンジンの2種類が用意されています。 2.4リッターモデルは、最高出力275ps、最大トルク375Nmというスペックを持っており、駆動方式は全車において常時全輪駆動システムを採用しています。 さらに、機能面および先進安全装備としては、3つのカメラを使用する運転支援システムであるアイサイトが採用されており、一部グレードには渋滞時の運転負荷を軽減するアイサイトエックスも搭載されています。 なお、価格は363万円から536万8000円に設定されています。続いては、トヨタとボルボのステーションワゴン●トヨタ「カローラツーリング」 次に紹介するのは、トヨタ「カローラツーリング」です。 カローラツーリングは、長い歴史を持つカローラシリーズの中で、実用性と積載性を重視したステーションワゴンとして展開されているモデルです。トヨタ「カローラツーリング」 エクステリアには、ひとつの光源でハイビームとロービームを切り替えるバイビーム式のLEDヘッドランプが採用されています。 また、インテリアのラゲッジスペースは、通常時で392リッターの容量を持ち、後席を倒すことで最大802リッターまで拡大できる構造となっており、リバーシブル仕様のデッキボードを採用することで使い勝手を高めています。 そして、パワートレインは、排気量1.8リッターのエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドシステムが搭載されており、駆動方式は前輪駆動と電気式四輪駆動システムのE-Fourが設定されています。 機能面および先進安全装備については、予防安全パッケージであるトヨタセーフティセンスが全車に標準装備されています。 このシステムには、交差点での右左折時に歩行者などを検知する機能や、設定した車速内で先行車との車間距離を保つ機能などが含まれており、安全な走行が支援されます。 なお、価格は235万9500円から334万2900円です。●ボルボ「V60」 最後に紹介するのは、ボルボ「V60」です。 V60は、安全性を重視するスウェーデンの自動車メーカーであるボルボが展開するエステートモデルの中核を担う車種です。ボルボ「V60 アルティメット B4」 エクステリアは、トールハンマーと呼ばれる独自形状のLEDヘッドライトが特徴となっており、マイルドハイブリッド車にはボディ同色のアクセントを施したブライトテーマが設定されています。 また、インテリアは大人5人が乗車できる空間を確保しており、ラゲッジスペースは最大で519L、リアシートを格納することで最大888リッターまで拡張できる仕様です。 さらに、リアバンパーの下に足をかざすことで開閉できるパワーテールゲートを備えており、両手がふさがっている状態での利便性が高められています。 そして、パワートレインには、排気量2リッターの直噴ターボエンジンにモーターを組み合わせたマイルドハイブリッドモデルと、外部からの充電が可能なプラグインハイブリッドモデルの2種類が用意されています。 マイルドハイブリッドモデルのB4は、最高出力197ps、最大トルク300Nmという性能を備えています。 また、機能面および先進安全装備としては、グーグルのアプリやサービスを利用できるインフォテインメントシステムを搭載しているほか、対向車を検知して配光を自動で調整するヘッドライトシステムを採用しています。 なお、V60の価格は、659万円から919万円に設定されています。※ ※ ※ セダンに近い操縦安定性と、多用途に使える積載能力を兼ね備えたステーションワゴンは、多様なライフスタイルに対応する実用的なクルマとして独自の立ち位置を保っています。 近年はハイブリッド化による環境性能の向上や、各種センサーを用いた先進的な運転支援機能の搭載が進んでおり、日常使いにおける利便性はさらに高まる傾向にあります。 自動車市場全体の動向を見据えつつ、この形状のクルマが今後どのように進化していくのか、その動向にも注目が集まりそうです。