規制対応&ウイング付きで大復活!スズキ「GSX-R1000R」40周年記念車の各部装備・ディテールに注目
スズキがティーザーで予告していた新型 GSX-R1000Rの40周年記念モデルが鈴鹿8耐の会場にて公開された。GSX-Rシリーズの40周年を祝うこのモデルは、カーボン製ウイングレットを装備し、エンジンも内部部品が全面的に改良された、事実上の新作と言えるほどの力の入れようだ。
文:オートバイ編集部/写真:南 孝幸
▶▶▶写真はこちら|スズキ「GSX-R1000R」40周年記念車(16枚)
スズキ「GSX-R1000R」40周年記念モデルの特徴
![]()
SUZUKI GSX-R1000R 40周年記念車 総排気量:999.8cc エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 シート高:825mm 車両重量:203kg発売時期・価格未定※諸元は欧州仕様
ウイングレットを新採用。エンジンも大幅に進化!
新型GSX-Rは従来のスタイリングを受け継ぎつつ、カーボン製ウイングレットをアクセサリー設定(一部地域では装着販売)。
これは2024年の鈴鹿8耐で「チームスズキCNチャレンジ」が使用したものと同じで、ダウンフォースを発生させることでコーナー立ち上がり時のフロントリフトを抑え、スムーズな加速を可能にする。最新スーパースポーツ同様の装備は、GSX-Rファン待望のアイテムとなるだろう。
![]()
画像1: スズキ「GSX-R1000R」40周年記念モデルの特徴
さらに40周年記念モデルらしく、サイドカバーやタンク上面、イグニッションキーなど随所に専用ロゴを配置し特別感を演出。
エンジンはインジェクターやシリンダーヘッド、カムシャフト、ピストン、クランクシャフトなど内部部品を全面的に改良。これにより「ユーロ5+」や厳しい騒音規制をクリアしながら、高い耐久性とパフォーマンスを維持している。
![]()
画像2: スズキ「GSX-R1000R」40周年記念モデルの特徴
海外仕様のパワーは195PS/13200rpm。従来型の202PSより数字上は7PSのダウンとなるが、スズキは「The King of Sportbikes」としての走りを犠牲にしないことが強調されており、性能と環境性能を両立した進化を遂げている。
スズキ「GSX-R1000R」40周年記念車のカラーバリエーション・人気投票
カラーバリエーション
スズキ「GSX-R1000R」40周年記念車の各部装備・ディテール解説
![]()
40周年記念車らしく、サイドカバーやタンク上面など、車体の各部には40周年記念ロゴがあしらわれている。
![]()
2024年の鈴⿅8耐で「チームスズキCN チャレンジ」の⾞両が装着していたものと同じカーボン製のウイングレットを装着。
![]()
電子制御システム「S.I.R.S.(スズキインテリジェントライドシステム)」には新たに加速時のフロントリフトを抑えるリフトリミッターが追加された。
![]()
40周年記念車のイグニッションキーのヘッドや燃料タンク上面などには、「40th」の専用ロゴがあしらわれた専用品。
![]()
バッテリーは軽量・コンパクトなエリーパワー製のリチウムイオンバッテリーを搭載。車重は203kgと軽量に抑えられている。
![]()
海外仕様のパワーは195PS/13200rpm。従来型の202PSより7PSダウンしているが、インジェクター、シリンダーヘッド、カムシャフト、バルブ、ピストン、クランクシャフトなどの形状を全⾯改良している。
![]()
「R」のロゴが入る上質なチタン製サイレンサーはスリムでスタイリッシュな形状に変更されているが、厳しい排出ガス規制の「ユーロ5+」や騒⾳規制をクリアしている。
8耐に電動ミニGSX-R現る
![]()
画像7: 規制対応&ウイング付きで大復活!スズキ「GSX-R1000R」40周年記念車の各部装備・ディテールに注目
会場で見たことのないミニバイク(上の写真手前)を発見!
8耐を戦うGSX-R1000Rを忠実に再現したCNチャレンジカラーをまとっているが、前後には80/90-10サイズのタイヤを装着している。
この正体不明のバイクは、実はスズキの電動折りたたみモペッド「e-PO(イーポ)」をベースにした、完全ワンオフのスペシャルモデルだった。
![]()
画像8: 規制対応&ウイング付きで大復活!スズキ「GSX-R1000R」40周年記念車の各部装備・ディテールに注目
スズキ「GSX-R1000R」40周年記念車の動画・写真
スズキ「GSX-R1000R」40周年記念車の主なスペック
文:オートバイ編集部/写真:南 孝幸
スズキ「GSX-R1000R」関連のおすすめ記事
【車両解説】新型スズキ「GSX-R1000R」 - webオートバイ
【GSX-R mini?】鈴鹿8耐で発見! スズキ「CNチャレンジ」仕様の謎のミニバイク…コレなんですか? - webオートバイ
【歴史】スズキ「GSX-R1000R ABS」ヒストリーガイド - webオートバイ