ヤマハが誇るスーパースポーツのフラッグシップマシン「YZF-R1」シリーズが2025年モデルで進化を遂げた。この記事では、先んじて販売開始された上級グレード“R1M”を中心にその特徴を紹介しよう。文:オートバイ編集部/写真:鶴身 健▶▶▶写真はこちら|「YZF-R1M」2025年モデルの全体・各部(5枚)ヤマハ「YZF-R1M」の特徴YAMAHA YZF-R1M ABS 2025年モデル総排気量:997cc エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 シート高:860mm 車両重量:203kg発売日:2025年3月31日 税込価格:328万9000円MotoGPマシンさながらのスタイリング!YZF-Rシリーズの上級フラッグシップモデル YZF-R1Mが2025年モデルでアップデート。レースシーンで培われたテクノロジーを感じさせる改良が施された。今回のモデルチェンジの注目ポイントはウイングレットと新シート表皮の採用。MotoGPマシンさながらの大型ウイングレットは空力性能を追求しつつ、カーボンを使用した高級感ある仕上がり。ビジュアル面のインパクトも絶大だ。シボパターンを採用した新シートは従来モデルに比べグリップ性・ホールド性がアップ。コーナリング時の車体安定性に貢献している。そのほか装備や仕様は従来モデルから変更はなく、シリアルナンバー入りのエンブレムや、R1Mのみ搭載となるオーリンズ製電子制御サスペンション「ERS」も健在だ。カラーはカーボン素材と黒色を基調に艶やかなクリア塗装が施された「ブラックメタリックX(カーボン)」のみを設定。フロントフェイスの差し色とホイールカラーはブルーに変更されている。2025年モデルの受注は終了しており、早くも入手困難となっている。ヤマハ「YZF-R1」「YZF-R1M」2025年モデルのカラー・人気投票ヤマハ「YZF-R1M」の注目ポイント左右サイドカウルにウイングレットを導入し、よりレーシーなデザインに。睨みを効かせたポジションと2眼ヘッドライトの組み合わせは健在だ。4.2インチのフルカラーTFTディスプレイは従来モデルを踏襲。4種の走行モードが選べるYRC(ヤマハライドコントロール)も健在だ。左右に大きく張り出したカーボン製のウイングレット。ダウンフォースの発生によりタイヤの接地性向上に貢献している。R1Mはオーリンズ製だがR1のみ新たにSDF機構搭載のフロントサスを採用。左右で独立した減衰力調整が可能となり、足まわりの精密な制御を実現。ヤマハ「YZF-R1」「YZF-R1M」2025年モデルの主なスペック・燃費・製造国・価格文:オートバイ編集部【関連記事】新型「YZF-R1」「YZF-R1M」車両情報 - webオートバイ