【世界初公開!】ホンダ「CB500 Super Four」「CBR500R FOUR」登場! 倒立フォークにモノショック採用、国内向け400にも期待!!
2025年9月19日、中国・重慶モーターショー(CIMA 2025)でホンダは「CB500 Super Four」「CBR500R FOUR」を発表、実車を世界初公開した。かねてから噂になっており、昨年も重慶ショーでホンダ自身が登場を予告していたモデルだ。まずは現地で公開された実車を見ながら、その詳細について見ていこう。

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ホンダ「CB500 Super Four」の概要
Eクラッチ搭載車もラインアップ!

HONDA CB500 Super Four 2026年モデル
CB400スーパーフォアが惜しまれつつ生産を終了してからも市場のスーパーフォアを求める声は非常に強く、かねてから次期スーパーフォアの噂は飛び交っていたが、2024年の重慶モーターショーでホンダは「ミドルクラスの4気筒スポーツ」が開発中であることを発表。ほどなくして、それがフルカウルスポーツのCBRと、ネイキッド版のCBの2機種展開になる見通しであることも伝わってきた。あれから1年、ついにその実車がお披露目されたわけだ。

画像1: ホンダ「CB500 Super Four」の概要
まずはCB500 Super Fourから見ていこう。いわゆる「スペンサーカラー」に身を包んだスタイルは、新デザインだがこれまでの400スーパーフォアの流れを汲んだもの。ヘッドライトは丸目のLEDだが、CB1000Fコンセプトのものとは違うユニットで、ライトケースも新設計。メーターは5インチのカラーTFTディスプレイが採用されている。

画像2: ホンダ「CB500 Super Four」の概要
エンジンは新開発の502cc・DOHC4バルブ4気筒。これまで400スーパーフォアに採用されてきたハイパーVTECは採用されていない。まるでヨンフォア(CB400Four)を思わせる、美しいエキパイの集合マフラーは、エンジン下に触媒スペースを設けたレイアウト。サイレンサーはオーソドックスな丸形だが、なかなかの大容量となっている。

画像3: ホンダ「CB500 Super Four」の概要
そしてなんと!かねてからの噂通り、CB500 Super FourにはEクラッチ仕様が設定された。Eクラッチのモーターユニットケースは、これまでのCB650R/CBR650Rやレブル250に搭載されたものとは異なっており、システム自体が進化してユニットがさらに小型化されたことをうかがわせる。
ちなみにCB500 Super Fourはスロットルバイワイヤを標準装備。ライディングモードも用意され、スポーツ、アーバン、レイン、ユーザーモード2種類の計5モードが用意されるほか、スマートフォン連携の「Honda RoadSync」も搭載される。

画像4: ホンダ「CB500 Super Four」の概要
これまでのCB400スーパーフォアは2本ショックだったが、後で紹介するCB500R FOURと兄弟モデル、ということもあり、リアはリンク式モノショックを採用。フレームは新設計のスチールダイヤモンド、リアスイングアームはアルミ製という構成となった。シートは座面を広く取った、ホールド性に優れたデザインとなっている。

画像5: ホンダ「CB500 Super Four」の概要
フロントは倒立フォークを採用。兄弟モデルのCBR500R FOURがKYB製を装着していることから、こちらもKYB製の可能性が高そうだ。フロントブレーキキャリパーはニッシン製のラジアルマウント4ポット。足まわりに関してはなかなか豪華な陣容だ。

画像6: ホンダ「CB500 Super Four」の概要
ショー会場には歴代のCB400スーパーフォアも展示され、新世代モデルの登場に華を添えた。今回は500の初公開となったが、日本国内向けは400ccと言われており、早く400の実車も見て見たいところだ。
ホンダ「CBR500R FOUR」の概要

HONDA CBR500R FOUR 2026年モデル
同時に公開された兄弟モデルが、フルカウル装備の「CBR500R FOUR」。502ccのエンジンや足まわり、フレームなどは基本的にCB500 Super Fourと共有するが、マフラーは専用デザインのものとなり、シートカウルも専用となっている。
ボディデザインはCBR650RやCBR400R(中国は500R)を思わせるもの。こちらもEクラッチ仕様が設定されるほか、スロットルバイワイヤ、5種類のライディングモードなど、最新のエレクトロニックデバイスが投入される。
詳細な情報は入り次第速報でお届けする。国内仕様の登場も含め、今後の展開に注目だ。