ホンダは11月3日に開幕した「EICMA 2026」で、日本のヘルメットメーカー・オージーケーカブト(カブト)とのパートナーシップによる新型フルフェイスヘルメット『KF-2F』を発表した。
KF-2Fは日本で設計・開発されたスーパースポーツ向けモデルで、ホンダのライダー向け装備品ラインアップに初めてスーパースポーツ専用フルフェイスカテゴリーが加わることになる。
これにより、オープンフェイス、モジュラー(システムヘルメット)、アドベンチャー、そして高性能スポーツという4カテゴリーをカバーする包括的なヘルメットラインアップが完成するとしている。
◆カブトのレース技術を継承したシェル構造
シェルにはカブトのフラッグシップレーシングヘルメット『F-17』の開発経験を活かした「Advanced Composite Technology(A.C.T.-3)」構造を採用。安全規格はECE 22.06認証とFIM FRHPhe-02ホモロゲーションの両方を取得しており、公道・サーキットの双方での使用に対応する。
さらに、斜め方向の衝撃時に頭部へ伝わる回転力の低減を目的とした「Mips Safety System」を標準装備する。
また、風洞試験とレース経験に基づいた流線形プロファイルにより、空気抵抗と疲労を低減しつつ高速走行時の安定性を確保。精密に設計された換気チャンネルが幅広い走行条件で効果的な冷却と快適性を提供する。
◆クラッシュ検知・緊急通報機能を搭載
全モデルに「Quin Tag」を標準搭載し、緊急時にライダーの基本情報を提供できる。オプションの「Quin Pod」を選択すると、重大な事故が発生した際に事前登録した緊急連絡先へ位置情報を自動送信するクラッシュ検知機能が利用可能になる。専用スマートフォンアプリを通じて、走行ルートや各種ライディングデータの確認・記録も行える。
◆グラフィックとラインアップ
発売時のグラフィックオプションには、ホンダブランドデザインのほか、ホンダのテストライダーでMotoGPウィナーでもあるアレイシ・エスパルガロのレプリカカラーリングが含まれる。
KF-2Fは2027年に欧州のホンダ販売店を通じて発売予定で、サイズはS・M・L・XLの4展開となる。
ホンダのネットワーク開発・ブランディング責任者であるアレッサンドロ・テスタ氏は「KF-2Fは、カブトとのパートナーシップで目指してきたものを体現している。カブトの卓越した日本の技術力と実証済みのレース経験、そしてホンダのライダーへの深い理解を組み合わせることで、非常に手の届きやすい価格帯で真に特別な製品を提供できる」とコメントした。
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